不正に入手した他人のクレジットカード情報を悪用し、楽天モバイルが販売したスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を購入したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は31日、窃盗の疑いで、いずれも東京都豊島区上池袋、中国籍の大学生
楽天モバイルが販売したアイフォーンなど約1500台(計約1億9000万円相当)は昨年4~5月に集中的に不正購入されていた。奈良県警や北海道警でも容疑者4人が逮捕されており、中国人らのグループが組織的に関与したとみて調べる。
逮捕容疑では、共謀して昨年4~5月、不正に入手した他人のカード情報を使い、楽天モバイルの通販サイトでアイフォーン計10台(計約125万円相当)を購入し、窃取したとされる。ともに容疑を認めている。
同課によると、2人は中国系通信アプリ「微信(ウィーチャット)」を通じて指示を受け、注文されたアイフォーンを受け取る役目だった。受け取ったアイフォーンを都内の「中間指示役」の元に転送。中間指示役が都内の買い取り店で転売したとみている。
楽天モバイルは昨年4月末、米アップルのスマートフォン「アイフォーン12」シリーズの販売を開始。アカウントをつくり、カード情報があれば購入できる仕組みで、販売開始直後から、身に覚えのない口座引き落としがあったとの訴えが相次いだ。楽天モバイルが同5月10日、被害を明らかにし、その後、配達員が本人確認する仕組みを取り入れたところ、被害は止まったという。
2人は、カード情報を悪用しゲーム機などを詐取したとして詐欺容疑でも逮捕された。カード情報は、実在する企業を装って不特定多数にメールを送り、個人情報を盗み取る「フィッシング詐欺」で入手されたとみられる。
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