ドール(東京都千代田区)は、同社が生産するバナナのうち、GABA(γ-アミノ酪酸)を機能性関与成分とした『極撰バナナ』など9品目で、バナナ初となる機能性表示食品を発売した。機能性は「血圧が高めの方の血圧を下げる機能があると報告されている」と表示する。開発の経緯など、マーケティング本部シニアマネージャーの大滝尋美氏に話を聞いた。 ―― 開発の経緯は? バナナは食物繊維やカリウム、マグネシウム、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含み、“健康に良いフルーツ”というイメージが消費者に浸透しています。 こうしたなか、バナナの可能性をもっとわかりやすく訴求できないか模索していたところ、2015年にスタートした機能性表示食品制度は生鮮食品も含まれることに。バナナには元々、GABAが含まれることが知られていましたが、機能性表示食品制度のスタートを機に実際の含有量についての分析に着手することになったのです。 その結果、健康機能を訴求できるだけの量を含むことが明らかとなりました。従来、農産物(一般食品)は基本的に効果効能の訴求ができませんでしたが、この制度がバナナの新たな可能性を広げる契機と捉え、届出に必要な資料やデータ取得に向け、取り組みを本格化させました。 機能性表示食品は4月末時点で約2,900件の届出がありますが、このうち生鮮食品はわずか65件で、サプリメントや加工食品と比較しても圧倒的に少ない状況です。背景には、生鮮食品でも関与成分の含有量をしっかり分析する必要があることが挙げられるのではないでしょうか。 当社では自社農園や契約農園にてガイドラインに基づいた生産を行っているため、届出に必要な情報を把握することができました。この点がスムーズな届出を行う際の大きなアドバンテージになったように思います。 機能性については、1日あたり12.3ミリグラムのGABAの摂取で高めの血圧を下げることが報告されています。このバナナは、可食部120グラム、本数換算1~3本で機能性が報告されている摂取目安量の50%(6.2ミリグラム)を摂取できます。当社ではフィリピンに1万7000ヘクタールもの広大なバナナの圃場をもっていますが、季節や圃場によってGABAの含有量にバラつきが生じることがあるため、何回も分析して確認しています。 ―― 販売状況と今後の展開について 5月から『極撰バナナ』の販売を開始しました。スーパーや八百屋、百貨店を中心に販売を行っていますが、市場では「機能性の訴求がわかりやすい」と高い評価をいただいています。今後は店頭でのPOP訴求はもちろん、WEBやSNSを活用したプロモーションに注力して行くとともに、GABA以外の新たな可能性についても模索していきたいです。
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June 22, 2020 at 09:24AM
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ドール、バナナ初の機能性表示食品 明確な健康訴求で新市場開拓へ(健康産業新聞) - Yahoo!ニュース
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