[香港 2日 ロイター] - 中国ゲーム大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)(0700.HK), opens new tabは、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684.T), opens new tabの人気アクションゲーム「NieR(ニーア)」のモバイル版開発を12月に中止していた。3人の関係者が明らかにした。
開発や権利取得に高額な費用がかかるため、納得のいく収益化モデルを見いだせなかったことが一因だという。
両社はコメントを控えた。
スクウェア・エニックスは昨年、ニーアシリーズの最新版「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」が2017年の発売以来、累計出荷とダウンロード販売本数が750万本に達したと明らかにしている。
人気ゲームのIP(知的財産)を活用したスマートフォン向けゲームはロイヤルティーが通常、売上高の15─20%と高く、これに加えてアップルのアプリ配信「アップストア」は30%の手数料を課し、さらにマーケティング費などが30─40%と、利ざやはさらに薄くなる。
関係者の一人によると、テンセントはIP保有者と開いた最近の交渉で、10%未満のロイヤルティーしか支払わない意向を示していた。
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