EHOMEWEI(イーホームウェイ)の「O156DSR」は、15.6型のモバイルディスプレイだ。前回紹介した17型モデル「E170DSR」が量子ドットを採用していたのに対して、こちらは有機EL(OLED)で4K(3840×2160ピクセル)解像度に対応しているのが特徴となる。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
15.6型のOLEDを採用し4K表示に対応
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型と、前回の17型モデルより一回り小さい。アスペクト比についても、16:10ではなく16:9ということで、画面はかなり横長の印象を受ける。解像度は3840×2160ピクセルと、4Kに対応している。
視野角は水平/垂直ともに178度、応答速度は1ms、明るさは500ニト、コントラスト比は10万:1、リフレッシュレートは60Hzだ。DCI-P3カバー率100%の広色域を実現しているのは、17型モデルと同様だ。
OLEDということで黒は引き締まっているが、画面はグレア調でかなり映り込みがある。このあたりはユーザーによって好き嫌いも出るだろう。
本製品の特徴の1つは、タッチ操作への対応だ。指先でのタッチに加えて、付属のスタイラスタッチペンを用いての入力も行えるなど、ペンタブレットのような使い方も行える。詳しくは後述する。
なお、製品ページに記載されている本製品のサイズ(最厚部)は不正確であり、実測では約358(幅)×217(奥行き)×13(厚さ)mmと、一般的な15.6型モバイルディスプレイと変わらない。
スタンドは本体と一体化したデザインで、持ち歩く場合は背面に折りたたむ。このスタンドにはUSB Type-CおよびHDMIポートや、OSDメニューを表示するためのボタン類が配置されている。本体ではなくスタンドに配置されるのは珍しい設計だ。中でもポート類は、スタンド中央の穴が空いた部分の側面に配置されており、ケーブルの取り回しは良い。
ボディーは最薄部は実測で5mmと、スマホ並みの薄さだ。CNCメタルを採用していることもあり、頑丈さはある。ただし、こうした素材のせいもあってか重量は実測で929gと、15.6型としてはかなり重い。スタンド一体型である点は差し引くべきだが、実際に持ち歩く場合はここにキャリングケースの重量も加わるので、モバイルユースがメインの場合は要注意だ。
付属品はUSB Type-Cケーブル×2、HDMIケーブル、USB Standard-A→USB Type-Cケーブルに加え、USB Power Delivery(PD)対応の充電器、スタイラスタッチペン、保護フィルム、さらにキャリングケースと充実している。ちなみにこれらの顔ぶれは、前回紹介した17型と同じだ。
それでは、ノートPCに接続してみよう。
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