ただ今回の件は、改悪をしてまでも楽天モバイルユーザーへの還元アップをするものです。そうまでしなければならない理由は何かって考えると、楽天モバイルが不振だということです。8月に発表した2023年1月から6月上期の決算では、最終損益139億円の赤字です。前年同期は1778億円の赤字だったので(赤字額は)減ってはいます。
ただ年間3000億ぐらいの赤字という状況は変わりません。まずはコスト削減できるところ削減していかなくちゃいけない。でもモバイルはこれから伸びる虎の子事業なので、何としてもモバイルユーザーを守っていかなければいけない、というのが今回の改悪の理由なのかなと思います。
私はここで楽天モバイルについていろんなことを言いますが、先に伝えておきたいことがあります。楽天モバイルには、私としては死ぬほど頑張ってほしいと思っています。
やっぱり3社寡占で携帯電話の料金は高止まりしてるんです。家族で月何万円も携帯電話にかけるのが当たり前になっていました。ようやくNTTドコモがahamoというサービスで20ギガ2700円という画期的なサービスを出しましたが、それだって楽天モバイルの存在があったからでしょう。
私は記者として、2000年代の前半から半ばまで通信業界の担当でした。その頃、ソフトバンクの孫正義さんは「日本の携帯電話料金は高すぎる。それであなたはいいんですか?」という新聞全面広告を打ったんです。当時、いろんな優遇を求めて、孫さんはこういうことをやったわけですが、「あのときの気持ちはどこに行ったんだよ」と。「いまや3社寡占でドコモとKDDIと横並びでどういうことなんだよ」と、私は声を大にして言いたい。やっぱり競争がないと価格が下がっていかないので、楽天には第4極になってもらいたい。
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