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食事を変更すると、短期間でも健康や認知機能などのパフォーマンスに変化が現れる可能性が、米航空宇宙局(NASA)の研究で明らかになった。宇宙食に含まれる、野菜や果物、魚などを増やしたところ、宇宙飛行士のコレステロールレベルやストレス状態、認知機能に有意な変化が生じたという。NASAのGrace Douglas氏らの研究によるもので、詳細は「Scientific Reports」に12月15日掲載された。
宇宙飛行は人間の健康に影響を及ぼすことが知られている。また宇宙船はスペースや電力に限りがあることから、持ち込む食料にはさまざまな制限が課せられる。さらに宇宙環境は医療資源が乏しいため、健康リスクをできるだけ抑制し得る食品が期待される。そのため、安全性や栄養価に優れた宇宙食の開発が続けられている。Douglas氏らの研究は、このような条件によりマッチするように改良された新開発の宇宙食の有用性を、16人の宇宙飛行士(平均年齢40±9歳、男性10人、BMI23.7±2.8)を対象に検証したもの。
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