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Saturday, January 28, 2023

サムゲタンやマーボー豆腐…「美と健康の願い」満たす冷凍総菜 神戸女学院大の院生ら監修、ポーラが商品化 - 神戸新聞NEXT

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 神戸女学院大学(兵庫県西宮市)の高岡素子教授(食品科学)と大学院生が、化粧品大手ポーラ(東京)の手がける冷凍総菜の新シリーズを監修した。食物繊維や鉄分の豊富な根菜ビーツをはじめ、体や肌にいいとされる食材を使った12品目を提案し、ポーラが7品目を商品化した。「美と健康を願う人に応えたい」という商品で、31日まで大丸神戸店(神戸市中央区)で開催中のイベントで販売される。

 人間科学部の環境・バイオサイエンス学科で教える高岡教授に対し、かつて共同研究したポーラ側から「食に参入したい」と協力依頼があり、2021年夏ごろ開発が始まった。

 教授は食物繊維やポリフェノール、ビタミン類を含む食材の組み合わせを研究。22年春からは大学院人間科学研究科の前澤志織さん(30)と村上菜摘さん(23)も加わり、具体的なメニューの試作を重ねてきた。

 ビーツを卒業研究で扱った村上さんは、その特徴的な赤色を生かしてアボカドやトマト、ひよこ豆を加えたスープに仕上げた。前澤さんは、2週間に1度は食べるという好物の韓国料理サムゲタンをテーマに、もち米の代わりに山芋を入れてとろみを出した。高岡教授はシメジやレンコンを入れて栄養バランスを整えたマーボー豆腐を推し、ポーラに計12品目を提案した。

 これらを含む7品目が採用され、ポーラの冷凍総菜「BIDISH(ビディッシュ)」として商品化された。「忙しい人が手軽においしく栄養を補える食事」を掲げ、食べる前から楽しめるようパッケージにもこだわっている。

 両者は「栄養バランスを考慮し、心を満たしてくれる一品を考えた。自分を大切にする時間のために食べてほしい」としている。1食756円(税込み)。

■神戸女学院大とポーラが産学連携で開発した冷凍総菜BIDISHの7品目

・心もからだも温まるごろっと具材の参鶏湯風スープ

・豆腐干と8種具材の濃厚海鮮あんかけ

・さっくり食感のカシューナッツと6種具材の中華風炒め

・干しえび香るコク旨韓国風糸こんにゃくチャプチェ

・美食材ビーツと10種具材のアーモンドミルクスープ

・たっぷり牛肉としみ込み茄子のしぐれ煮

・ゴマ油と花椒香る濃厚うま辛麻婆豆腐

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