自宅で簡単にできる「すぐやる健康体操」を2020年に紹介した近畿大・谷本道哉准教授が、約2年ぶりに続編をお届けしてきました。「家に籠もらず外に出よう!」をテーマに、屋外で簡単にできる運動シリーズの最終3回目は「自転車」です。
日常生活での活動量と強度を増やすには、外出時に自転車を使うのも効果的ですよ。
自転車は歩いたり走ったりするのと違い、着地の際の脚への衝撃がないので、膝や足首に優しい運動です。膝痛の不安で歩くのが怖い方でも安心です。自転車に乗って膝をよく動かすことで、膝痛の症状が改善されることも分かっています。
自転車は、しんどさを感じにくいという利点もあります。同じ消費エネルギーの運動で比べると、歩行やジョギングよりも、自転車は感覚的に楽に感じることができます。
座る位置によって使う筋肉も変わります。サドルのやや前に座れば太ももの前の筋肉を、後方に深く座るとお尻と太ももの裏側の筋肉をよく使います。このようにこぎ分けてみるのも面白いと思います。
買い物や通勤など、日常生活の中に自転車を取り入れてみてください。生活の中に運動の機会を取り入れてしまえば、継続しやすくなります。
私事になりますが、4月から順天堂大で働くことになりました。近畿大の教員として暮らしてきた関西を離れ、関東の新居は「通勤で自転車を使えること」を条件に探しました。皆さんも、健康な体を維持し、健やかで楽しい人生を過ごせるよう、今回紹介した運動を続けてみてください。(おわり)
からの記事と詳細 ( 谷本道哉の続【すぐやる健康体操】自転車…新たな日常へ、こぎ出そう - 読売新聞オンライン )
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