平均寿命が短く「短命県」と言われる青森で、その返上を目指して毎年、行われている大規模な健康診断が16日から弘前市で始まりました。
弘前大学と弘前市は、生活習慣病を予防して平均寿命の向上につなげようと、岩木地区の住民を対象に無料でおよそ3000項目にわたる大規模な健康診断を行っていて、ことしで17回目です。
ことしは当初6月に予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で2度延期され、ワクチンを2回接種して2週間以上たった住民に限定したうえで、16日から始まりました。
このうち、冷え性かどうか診断する検査では、受診者が指先を顕微鏡に入れると毛細血管の画像が映し出され、担当者が血管が縮んで見えにくくなっていると冷え性になりやすいなどと説明していました。
また、味覚の異常がストレスや認知症などと関係がないか調べる検査では、受診者がコップに入った複数の味の液体を味わい、甘みや酸味など7種類の札から自分が感じた味を選んでいました。
健診を受けた50代の女性は「健診を受けると健康に気をつけようと思うのでいい取り組みだと思います」と話していました。
弘前大学大学院の中路重之特任教授は「たくさんデータをいただきながら短命県返上に役立つように今後も続けていきたい」と話していました。
この健診は、今月23日までおよそ600人を対象に行われます。
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