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Saturday, December 12, 2020

【医師おすすめ!お手軽健康レシピ】彩りクリームシチュー - 神戸新聞

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 病気を予防する料理や知識に関する連載「医師おすすめ! お手軽健康レシピ」。加齢に伴う「フレイル(虚弱)」をテーマとする4回シリーズの3回目は、「彩りクリームシチュー」のレシピを取り上げます。医師にはフレイルの種類や生活上の注意点を教えてもらいます。(記事・井川朋宏、写真・吉田敦史)

〈材料(2人分)〉

鶏むね肉 150グラム

カボチャ 60グラム

ニンジン 30グラム

ブロッコリー 30グラム

タマネギ 50グラム

エリンギ 30グラム

マイタケ 20グラム

砂糖 小さじ2

小麦粉 大さじ1

バター 10グラム

水 300グラム

チキンコンソメ 1個

牛乳 200グラム

白みそ 大さじ1

ピザ用チーズ 25グラム

〈つくりかた〉

1 鶏むね肉はそぎ切りにして、砂糖をまぶして5分ほど置く。キッチンペーパーで挟んで水気を拭き取り、小麦粉をまぶす。

2 タマネギは薄切り、カボチャ、エリンギは厚さ1センチ、ニンジンは厚さ0.5センチに切る。マイタケは食べやすい大きさにほぐす。ブロッコリーは房ごとに分けてゆでる。

3 厚手の鍋にバター半量を入れて熱し、小麦粉をまぶした鶏むね肉を焼く=写真(2)=。

4 鶏むね肉を取り出し、残りのバターを入れてタマネギを炒め、しんなりしたらニンジン、カボチャ、エリンギ、マイタケを入れて炒める。

5 全体にバターが回れば、水、チキンコンソメを加え、ニンジンが軟らかくなるまで10~15分煮る。

6 焼いた鶏むね肉、ブロッコリーを入れる。さらに、白みそ、ピザ用チーズを混ぜ入れた牛乳=写真(3)=を加えてみそ、チーズが溶けてひと煮立ちしたら火を止める。

◇協力 神戸女子大教員 榊原美津枝さん、杉岡ふみ子さん、才新直子さん、永井純子さん

■社会と関わり、心の健康を保つ

 フレイルとは、健康と要介護の中間の時期であり、筋肉量や運動機能の低下といった「身体の虚弱」だけではありません。うつや認知症といった「心の虚弱」、閉じこもりや孤食など「社会性の虚弱」もあります。

 虚弱は単独で生じるのではなく、主に「身体」「心」「社会性」の三つの要素が関連しています。

 例えば、高齢者が引きこもって1人で暮らすと、十分に料理をせずに食事をとらず、体重も減ってきて、気持ちもうつのようになる場合があります。単に栄養面を考えて「ご飯を食べてください」と指導しても、それができない状況があるかもしれません。

 フレイルに対しては、多方面から対策を考える必要があります。食生活とともに大事な運動では、計算やしりとりなど、頭を使いながら体を動かすことが薦められています。筋力だけでなく、認知機能の低下を抑えることができます。

 さらに、社会との関わりや生活の広がりの少ない場合は、趣味を持ったりボランティアに参加したりすることで、心の健康を保つことにつながるでしょう。独居の高齢者に対しては、行政による支援も、大きな影響を及ぼします。

 高齢者は、軽い高血圧などいくつかの病気があることは当たり前になり、年齢が高くなるほど、要介護認定率も高くなります。フレイルの段階では、さまざまな問題に外部から適切な介入を受けることで、要介護状態にならず、自立した日常生活を続けられることが望まれます。

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