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Tuesday, August 11, 2020

年内登場『iPhoneで使えるPASMO』の仕様を予測:モバイル決済最前線 - Engadget 日本版

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Engadget Japan

PASMOがApple Payに対応する。既報の通り、iPhoneとApple Watchを対象としており、2020年内にも利用可能になるとPASMO協議会では説明している。

同協議会にPASMO for Apple Payの詳細について尋ねたところ、「詳細については、今後お知らせいたします」(PASMO協議会広報担当の小田急電鉄広報)とのことで、カレンダー通りの2020年内のリリース予定以外についての回答はなかった。ゆえにここから先の内容は推測が多分に含まれるが、PASMO for Apple Payの機能やリリース時期についてまとめる。

PASMO for Apple Payのリリースは9月後半から10月上旬にかけて

「モバイルPASMO(PASMO for Android)」を振り返ると、今年2020年1月21日に発表が行われ、3月18日にアプリの配信が開始されている。おおよそ2ヶ月のラグがあるが、今回のPASMO for Apple Payも同様の過程をたどるとみられ、これにならうと10月上旬というのが適当ということになる。

ただ、この「リリースまで2ヶ月程度」というのは当てずっぽうな推測ではなく理由がある。本項の見出しで「9月後半から10月上旬」としているが、これは「iOS 14」アップデートが行われるタイミングを指している。

現行のiOS 13は昨年2019年9月13日にリリースされているが、iOS 14もほぼ同様のスケジュールになるとみている。昨年のケースでは、とりあえずの安定版にあたるiOS 13.1.3がリリースされたのが10月半ばであり、PASMO for Apple PayアプリはiOS 14.0.xまたはiOS 14.1.xのいずれかが配信開始されたタイミングで提供されるのだと予想する。

Apple Payの日本国内版リリースでもみられた現象だが、OSアップデートを経てアプリ配信が開始されるという手順を踏むため、iOSのリリースタイミングに同期しているというのが予測時期の根拠となる。

もう1点重要なのが、リリース時期と機能の詳細を含む情報公開はApple側の仕切りになっている点だ。冒頭の画像にもあるようにApple Payの正式対応をうたってロゴを掲示している以上、Appleの許諾を受けて事前の情報公開を行っている。

[香港のOctopus for Apple Payのように予告からリリースまで年単位のラグが発生したケースもあるが、「みずほWallet」のようにiOS版アプリと(青色)Suicaが連携するケースではAppleがリリースまでの流れを一通り仕切っていたことが知られている。

今回、PASMO協議会広報がすべての質問に「詳細については、今後お知らせいたします」としていたのは、Apple側に情報を出すことを止められている結果ではないかと推察する。正式提供のタイミングになれば、広告を含めたアピールが大々的に行われ、ヘルプページも整備されて公開されることになるだろう。

横浜市営地下鉄車内で見かけた「PASMO for Android」の広告。正式提供時には「PASMO for Apple Pay」のアピールが大々的に行われるだろう

機能はSuicaに準拠、用途に応じて使い分けが可能

現時点で明らかになっている情報はないものの、Android版ではPASMOアプリ自体がSuica for iOSアプリをベースとしているほか、モバイル対応に必要になるバックエンドのシステムもSuicaに準拠しているため、Apple Pay版PASMOについてもSuicaと同様の仕組みと機能を持つと考えられる。

そのため、対応するすべての機種で既存のSuicaカードとのWalletアプリ上での共存が可能なほか、iPhone 7またはApple Watch Series 2では8枚、iPhone 8以降またはApple Watch Series 3以降では12枚というカード保存上限もそのまま受け継ぐとみられる。

この仕組みのメリットとしては、Mizuho Suicaや楽天Suicaなど、銀行口座やポイント残高と直接連携可能なサードパーティ発行のSuicaとの共存も可能とみられ、用途に応じた使い分けが可能な点だ。首都圏私鉄エリア沿線在住でPASMO定期券が必要な方が、一方でポイントの付与はSuicaを選択したり、あるいは買い物での利用にMizuho Suicaや楽天Suicaを活用することができる。

またSuicaだけが持つ「新幹線の予約とタッチでの改札通過」「特急券やグリーン券購入」といったSuica独自サービスも引き続き利用できるため、SuicaとPASMOの共存がAndroid版では最近発売された一部機種に限定されていたことを考えれば、iPhone 7世代の古い機種に加え、iPhone SE(第2世代)といった比較的安価なモデルまで幅広いラインナップをカバーできるPASMO for Apple Payの方が使い勝手がいいといえるかもしれない。

対応機種について気になるのはApple Watch Series 2だ。現状でSuicaを含むApple Payに対応するSeries 2だが、次にリリースされる最新バージョンのwatchOS 7では対応機種から外れてしまう。筆者の予想ではiOS 14+watchOS 7のコンビネーションがPASMO for Apple Payには必要と考えているため、場合によっては同ハードウェアがPASMO対象外となる可能性がある点を付記しておきたい。

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