青森市は１０日、６０歳代の男性開業医と２０歳代の接客業の女性の２人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内での感染確認は５月７日以来、約２か月ぶりで、感染者は計２９人となった。
市によると、男性は今月３日、妻と飛行機で東京都内へ移動、横浜市や都内で会食後、５日に飛行機で青森市内に戻った。８日から微熱やのどの違和感を感じ、９日に市内の医療機関を受診して抗原検査を行ったところ、感染が確認された。
男性は６日以降、計２４０人の患者を診療し、８日に市内の高校で３５０人の健康診断を行った。診療中はマスク着用などの感染防止対策を取っていたという。濃厚接触者は妻や会食に参加した娘夫婦、息子夫婦ら６人。市は患者や生徒の健康観察を進めている。
また、感染が確認された女性は茨城県在住で、３日に都内を訪れ、新宿区のホストクラブを利用。派遣型風俗店（デリバリーヘルス）の仕事のため、４日に新幹線で都内から市内へ移動した。
女性は４～８日の間に約３０人を接客した。９日から３８度の発熱があり、１０日に検査した結果、陽性と判明した。市は濃厚接触者について確認を急いでいる。
小野寺晃彦市長は１０日の危機対策本部会議で、「今回の事例のような接客を伴う夜間営業店舗の利用は控えてほしい。関東方面への移動は慎重に判断してもらいたい」と呼びかけた。
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July 11, 2020 at 06:17AM
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青森で２か月ぶり感染者…３５０人健康診断の開業医、３０人接客の女性 - 読売新聞
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