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Tuesday, July 16, 2024

炎天下の車内に放置したモバイルバッテリーが発火 夏の“ガジェット事故”、NITEが注意呼び掛け(1/2 ページ) - ITmedia NEWS - ITmedia NEWS

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 製品評価技術基盤機構(NITE)は7月12日、モバイルバッテリーや携帯用扇風機など、夏での使用に注意すべき3つの製品事故について注意喚起を行った。いずれも発火の可能性を持つもので、事故を防止するためのポイントを紹介している。

炎天下の車内に放置されたモバイルバッテリーの発火事故を再現した試験の様子(NITEのYouTube動画からキャプチャー)

 モバイルバッテリーに関しては、夏の炎天下で車内に放置したことによって発火した2021年の事例を紹介。自動車内に置いていたモバイルバッテリー付近から出火し、周辺を焼損したという。原因については、焼損が著しく詳細な使用状況が不明としつつも、約8年の長期使用によりリチウムイオン電池が劣化していたことに加え、高温の車内にモバイルバッテリーが置かれていたことから、電池セルが異常発熱(熱暴走)して発火した可能性が考えられるという。

NITEが行った試験の様子。バッテリーセルが膨らみ始め、外装が膨らみ始める(NITEのYouTube動画からキャプチャー)
外装が完全に開き、膨張したバッテリーセルが姿を見せる(NITEのYouTube動画からキャプチャー)
セルが破れ勢いよく白煙が噴き出す(NITEのYouTube動画からキャプチャー)
その後発火。勢いよく火の手が上がっている様子が分かる(NITEのYouTube動画からキャプチャー)
鎮火後の車内。モバイルバッテリーの姿は跡形もない(NITEのYouTube動画からキャプチャー)

 NITEは、対策として「夏場、特に高温となる自動車内や、直射日光の当たる窓際などに放置しない」ことを挙げている。日本自動車連盟(JAF)の試験によると、真夏の車内はかなり高温になり、直射日光が当たったダッシュボードの上は70度を超えることがあるという。また真夏以外でも、天気の良い暑い日にも発生した事例があるとしており、真夏が過ぎたあとでも車内放置しないよう呼びかけている。

炎天下の車内は70度を超えることも(出典:JAF)

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