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Friday, April 26, 2024

モバイルSuicaのチャージや利用でポイントがたまる 「JRE POINT」をお得に活用しよう - ITmedia Mobile - ITmedia Mobile

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 PayPayや楽天ポイント、Pontaにdポイントなどなど、「ポイ活」なる言葉も生まれるほどに活況の各種ポイントサービス。そのサービスを利用するとポイントがたまり、たまったポイントで支払いもできるといったもので、うまく活用すればお得になる仕組みです。

 このポイントサービス、実はSuicaにも用意されています。「JRE POINT」というもので、Suicaで電車に乗ったり、対象店舗で買い物をしたりするとポイントがたまるというもの。たまったポイントは、Suicaにチャージしたり買い物に使ったりできます。ただし、事前にJRE POINTのサイトでSuicaを登録しておかないと、ポイントをためることはできません。

JRE POINT Suicaで利用できるポイントサービス「JRE POINT」

 そこで今回は、モバイルSuicaを使ってJRE POINTでポイントをためる方法と、たまったポイントを使う方法を紹介したいと思います。

JRE POINTのWebサイトでモバイルSuicaを登録しよう

 何はともあれ、JRE POINTにモバイルSuicaを登録しないことには始まりません。登録を行わないと、どれだけモバイルSuicaを使ってもポイントは一切たまらないので注意してください。逆に言うと、一度登録してしまえば、モバイルSuicaを利用するだけで勝手にポイントがたまります。なお、カード式のSuicaも登録できますが、無記名Suicaや記念SuicaはJRE POINTには登録ができません。

JRE POINT モバイルSuica以外にもカード式のSuicaやSuica付ビューカードなどで利用可能。無記名のSuicaは利用できません

 モバイルSuicaを登録するには、JRE POINTのアカウントを作る必要があります。アカウントがない場合は初回登録時に一緒に作成可能です。手順としては、JRE POINTのWebサイトで新規登録を選択。規約などに同意して、登録するモバイルSuicaの情報を入力。最後にユーザーの情報やパスワードなどを登録して終了です。

JRE POINT JRE POINTのサイトから新規登録を行います

 スマートフォンのモバイルSuicaだけではなく、スマートウォッチのSuicaでも登録可能。登録時、「JE」で始まる17桁のSuica IDを入力する必要がありますが、AndroidはモバイルSuicaアプリ、Pixel WatchはWatchアプリ、iPhoneやApple Watchの場合はSuicaアプリからそれぞれSuica IDを確認可能です。

JRE POINT Androidの場合、登録に必要なSuica IDはモバイルSuicaアプリで確認可能。会員メニューからSuica管理を選択すると表示できます
JRE POINT Pixel WatchのSuicaは、Watchアプリの「Google > Googleウォレット」から確認できます

 なお、同一名義のSuicaであれば、1アカウントにつき20枚まで登録が可能です。iPhoneとApple Watch、あるいはAndroidとスマートウォッチでそれぞれ別々のSuicaを利用している場合でも、1つのアカウントにポイントをためることができます。

モバイルSuicaを使ったJRE POINTのため方

 JRE POINTにモバイルSuicaを登録したら、あとはSuicaを使うだけでポイントがたまります。ただし、どこで使ってもポイントがたまるわけではありません。基本的に、モバイルSuicaの使用でJRE POINTがたまるのは、鉄道への乗車や定期券の購入、黄色いマークのある店舗でモバイルSuicaを利用した場合です。

 鉄道への乗車は、モバイルSuicaであれば運賃50円ごとに1ポイントたまります(カードタイプのSuicaなら200円ごとに1ポイント)。グリーン券の購入や「タッチでGo!新幹線」などの利用も、モバイルSuicaは50円ごとに1ポイント、カードタイプは200円ごとに1ポイントです。

JRE POINT IC運賃50円ごとに1ポイントがたまります

 鉄道への乗車では、ちょっと面白いサービスとして「リピートポイントサービス」があります。これは、同一月内に同じ運賃を10回支払うと、運賃1回分がポイントとして付与されるというもの。また、11回以上支払った場合は、毎回各運賃の10%がポイント還元されます。同一運賃であるならよく、同一区間の必要はありません。

 往復すれば、2回乗車のカウントとなります。テレワークがメインなので定期券を買うほどではないけれど月5回以上は出社する、あるいは習い事で月5回は乗車するという場合にはお得感が高まります。なお、通常時のポイント(50円で1ポイント)もあわせてたまります。

JRE POINT 月に同一運賃を10回支払うと1回分がポイントで還元される「リピートポイントサービス」

 店舗での利用は、黄色いマークがある店舗で登録したSuicaを利用して決済すると200円ごとに1ポイント(店舗によっては100円で1ポイント)たまります。駅にあるacureの自販機は、100円で1ポイントです。

JRE POINT 黄色いマークのある店舗では、Suicaでの支払いで自動的にポイントがたまります

 駅にあるお店だけではなく、例えば一部のイトーヨーカドーやデニーズ、Times、ヤマト運輸の運賃支払いなどでもSuicaの利用でポイントをためることが可能です。どこでポイントがためられるかは、JRE POINTのサイトで確認してください。

JRE POINTの使い方 Suicaにチャージするのが手っ取り早い

 ポイントはためるだけではなく、当然ながら使うことも可能です。使い方としては、大きく2つ。Suicaへのチャージと店舗での利用です。

 モバイルSuicaへのチャージは簡単で、JRE POINTアプリあるいはWebサイトから申請するだけ。チャージできるSuicaはJRE POINTに登録済みのものだけですが、1ポイント=1円としてチャージできます。

JRE POINT たまったポイントは1ポイント=1円としてSuicaにチャージできます

 モバイルSuicaへのチャージの場合、申請後にモバイルSuicaアプリで受け取り操作が必要です。といっても、こちらもアプリに表示されるメッセージを確認し、チャージ金額を確認するだけです。受取可能時間は、午前4時〜午前2時という制限があります。なお、カード式Suicaの場合は、駅の自動発券機で受け取ります。

 注意点として、申請から8日以内に受取操作をしないと、チャージは無効になりポイント残高に戻ります。また、モバイルSuicaの残高とチャージ金額の合計が2万円を超える場合にも受取りはできません。

 もう1つの使い方は、店舗での利用です。ただ、店舗での利用はSuicaだけでは完結せず、JRE POINTが確認できるJRE POINTカードやJRE POINTアプリのバーコード提示などが必要です。また、利用できる店舗は、ためる場合とは違い緑色のマークがある店舗のみ。黄色マークの店舗では利用できません。

JRE POINT ポイントを利用できるのは緑のマークの店舗で、黄色いマークの店舗では使えません

 正直なところ、Suicaにチャージしてしまった方が使える場所も多く、手間がないように感じます。

iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneに機種変更する際は要注意

 モバイルSuicaでJRE POINTをためる上で、1点注意があります。それは機種変更。AndroidからAndroid、iPhoneからiPhoneへの機種変更では、いったんサーバに退避する本来の手順でモバイルSuicaを移行する場合には、特に手続きの必要はありません。

ただ、AndroidからiPhone、あるいはその逆の場合には新しいSuica IDをJRE POINTのサイトで登録し直す必要があるので忘れないようにしましょう。

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