独立系調査会社の英Opensignalが実施した「日本の最新モバイル・ネットワーク・ユーザー体感調査」(調査期間は2023年12月1日~2024年2月28日)の携帯電話事業者別ランキングにおいて、楽天モバイルとソフトバンクがそれぞれ7つの項目で1位(同率含む)を獲得した。au(KDDI)はダウンロード速度の体験で単独1位となった他、4つの項目で同率1位だった。NTTドコモは2つの項目における単独1位にとどまった。
関連リポート: 日本モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート2024年4月Opensignalは2024年4月24日にオンライン記者会見を開催し、同社主席アナリストのRobert Wyrzykowski氏が解説した。同氏は、「楽天モバイルやauは、仮想RAN(vRAN)の実装と運用に関して先陣を切っている。日本は世界的に見ても、OpenRANの実装が進んでおり、こうした展開を今後も興味深く見守っていく」とコメントした。
調査結果について解説するRobert Wyrzykowski氏
(出所:Opensignalのオンライン会見を筆者がキャプチャー)
楽天モバイルの7冠は、(1)ゲーム、(2)音声アプリ、(3)アップロード速度、(4)5Gダウンロード速度、(5)5Gアップロード速度の各体験で単独1位、(6)動画、(7)ライブ動画の体験で同率1位となった。このほか同社は四国における「一貫した品質」体験で1位になるなど、地域別の受賞数でトップになっている。
前回の調査で楽天モバイルは、アップロード速度と5Gアップロード速度の体験で単独1位、ライブ動画と5Gダウンロード速度の体験で同率1位の4冠だった。
動画体験では、前回1位のau、ソフトバンクと並んで楽天モバイルが1位を獲得した。5Gライブ動画体験では前回、ソフトバンクとauが同率1位だったが、今回はソフトバンクが単独1位となっている。ライブ動画体験では前回、3社(au、ソフトバンク、楽天モバイル)が同率1位だったが、今回はソフトバンクが陥落した。ゲーム体験では、前回のソフトバンクに代わり、今回は楽天モバイルが単独1位となった。音声アプリ体験では、前回のNTTドコモに代わり楽天が単独1位となっている。5G音声アプリ体験では、前回はソフトバンクが単独1位だったが、今回はauとの同率1位となった。
ダウンロード速度では、前回、auとNTTドコモが同率1位だったが、今回はauが単独1位となった。5Gダウンロード速度では、前回のNTTドコモと楽天モバイルの同率1位から、今回は楽天モバイルの単独1位となった。
このほか利用率(ユーザーが有効に接続できている時間の割合)と5G利用率、一貫した品質やカバレッジでは、前回から順位の変動はなかった。
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