ソフトバンクグループは26日(米国時間)、米Tモバイル(T-Mobile US)に対し、同社普通株式4875万1557株を発行するよう通知した。12月22日の終値ベースで75億9100万ドル(約1.1兆円)に相当する。
Tモバイルは、ソフトバンクグループの通知から10営業日以内に、同グループ100%子会社に対して株式を発行する見込み。
ソフトバンクグループ、Tモバイル、ドイツテレコム(Deutsche Telekom AG)の間で締結された、2020年2月20日付のレターアグリーメントに規定された条件が、2023年12月22日(米国時間)に充足されたことを受けたもの。
ソフトバンクグループは2013年7月、2.1兆円で米スプリント(Sprint)を子会社化した。その後、2020年4月1日にスプリントはTモバイルと合併。この合併に伴う取引条件として、Tモバイルの株価が45日間の加重平均で150ドルを達成すると、ソフトバンクグループがTモバイルの株式約4875万株を無償で取得できるというものがあった。
今回、その条件が充足されたことにより、Tモバイルは、ソフトバンクグループや関係会社に対し、Tモバイルの普通株式4875万1557株を無償で発行する。
ソフトバンクグループによるTモバイル株式の保有割合は、3.75%→7.64%になる。なお、今回の株式の無償取得は、携帯電話会社のソフトバンクとは関連しないという。
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