ノートPCでリモートワークしていると、ふと画面を手狭に感じることはないだろうか。オンライン会議の際など、ミーティングアプリとは別のウィンドウや画面に資料を表示させたい時。あるいは、調べものをしながら何らかの書類をまとめる時など、生産性が落ちていると感じるシーンは多いのではないだろうか。
しかし、作業机の大きさの都合で据え置きのディスプレーはちょっと……なんてことで導入をあきらめている人もいるだろう。そういった需要にもってこいの製品がモバイルディスプレーだ。今回紹介するJAPANNEXTの「JN-MD-IPS1730FHDR」は仕事のほか、カジュアルゲーミングでも十分活用できるスペックを備えている。
IPSを採用したモバイルディスプレー
カジュアルゲーミング向けの機能も搭載
JN-MD-IPS1730FHDRは17.3型のモバイルディスプレー。17.3型はモバイルディスプレー市場では最大級となるサイズなので、日頃ノートPCで作業している人にとってはかなり快適に感じるはずだ。液晶パネルはIPS方式で、非光沢のいわゆるノングレアタイプのものを採用している。IPS方式らしく色彩はあでやかで、緑色や青色といった自然色がかなり美麗な印象を受けた。
輝度は250cd/m2でコントラストは800:1と、平均的な据え置きの液晶ディスプレーからは1段落ちる。しかし、ごく普通のノートPCと比べれば良質だ。さらに、HDR 10にも対応しており、対応コンテンツをさらにキレイに表示できる点も見逃せない。なお、解像度は1920×1080ドット、いわゆるフルHDまでサポートしている。
業務用途では映像や図面を画面に提示し、他人に見せるといった機会も少なくない。そういった場面では、画面を斜めや横からのぞき込むことになる。JN-MD-IPS1730FHDRはIPS方式を採用したことで、視野角は水平・垂直ともに170度のため、実際に横から見ても色ムラは確認できなかった。
また、ブルーライト軽減機能を備え、ちらつきを抑えるフリッカーフリー仕様でもある。リモートワークになったがゆえに画面を見る時間が長くなった人もいるかと思うが、眼精疲労を少しでもやわらげられそうな機能や仕様はありがたいところだろう。
また、JN-MD-IPS1730FHDRはモバイルディスプレーでは珍しく、ディスプレー同期技術「AMD FreeSync」をサポート。対応GPUであれば、ゲームプレイ中のスタッタリングやティアリングを軽減できる。
OSDの「ピクチャーモード」には「スタンダード」、「テキスト」、「映画」、「ゲーム」、「RTS」、「FPS」といった、輝度や色設定が設定されたプリセットを用意。RTSやFPSといったゲームのジャンルに合わせた設定がある点は評価したい。また、暗闇での視認性が向上できるブラックレベル設定も1刻みで0~100にカスタマイズできる点もいい。
なお、消費電力は最大で10W、通常は8Wとかなり低め。液晶ディスプレーの消費電力を気にかける人にとっても、モバイルディスプレーは魅力的な選択肢であると言っていい。
からの記事と詳細 ( モバイル市場では最大級の17.3型液晶、実売3万円台で大満足の機能性 (1/4) - ASCII.jp )
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