菊地洋行
ジェネリック医薬品(後発薬)大手の東和薬品(大阪府門真市)と高校生レストランで知られる三重県立相可高校(多気町)の食物調理科の調理クラブが、健康によいとされる成分を含むサバや地元特産品をつかったレトルトカレーを共同開発した。5月以降、県内外の調剤薬局などで本格販売するという。
同社と町は24日、健康づくりに関する協定を結んだ。吉田逸郎社長は多気町出身。本格的な人口減少社会では医薬品需要の減少も見込まれるため、質の高い食事や身体データを活用した健康づくりを新規事業の柱にしたという。
その第1弾がサバカレー。健康に良いとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの高度不飽和脂肪酸を多く含むサバで、老若男女を問わず好まれるカレーをつくることにし、昨年初めに高校側にレシピづくりを依頼した。
調理クラブの生徒たちは、傷が入って出荷できない町特産の前川次郎柿のペーストを隠し味にし、昨年末までにつくりあげた。
健康に配慮したカレー1食あたりの塩分は1・2グラム、たんぱく質は8・5グラム、DHAとEPAは合計320ミリグラム。調理クラブの中村勇聖部長(2年)は「前川次郎柿のまろやかな甘みとスパイシーさのバランスがとれたおいしいカレーに仕上がった」と自信を見せている。(菊地洋行)
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