コロナ禍で外出を控えている高齢者に自宅で老化予防を-。

東京都健康長寿医療センター研究所の「社会参加と地域保健研究チーム」と慶応義塾大学理工学部は、共同で開発したコミュニケーションアプリLINE BOT(ラインボット)によるプログラム「運動カウンター」を一般に公開している。AIP加速PRISM研究「健康貯金のための運動誘発AI基盤構築」の成果のひとつ。利用者はスマホのLINEから友達追加することで利用できる。

特長はラインの「トークルーム」機能を活用することで、8種類のエクササイズを利用者が動画で見ながら自宅で行えるというもの。

具体的にはフレイル(虚弱)予防に重要な5種類の下肢の筋力運動「つまさきあげ」「かかとあげ」「ももあげ」「ひざのばし」「スクワット」と腰痛予防「こしひねる」、口腔(こうくう)体操「あーんー体操」、それにウオーキングから選んで行う。

東京都介護予防・フレイル予防ポータルから引用すると、加齢による体力の低下は適度な運動により回復が可能する。日常よりやや強い負荷(刺激)が大切だとか。

アプリからユーチューブでの動画「ゆるっとスマホ体操」につながることで、より詳しい内容やレベルアップがはかれるのも手軽でおすすめだ。在宅でも運動習慣を身につけたい、維持したいという人はチャレンジを。

筆者の評価=3点満点

医療者等による監修:★★★

見やすさ、使いやすさ:★★★

症状等のチェック機能:★☆☆

アドバイスの充実度:★★☆

Android、iOS対応(Google Play・Apple Storeからダウンロード可能)/無料