3年前にWHO(世界保健機関)は「ゲーム障害」を新たな国際疾病分類として認めた。ゲームに興じる時間を制御できない、日常生活よりゲームを優先することで生活に支障を及ぼす状態が1年以上続いている場合などだ。

ネットそのものの依存はエビデンスに乏しく病気扱いにはされていないが、デジタル機器への依存は心身の健康への影響が以前から指摘されている。長時間の使用が睡眠の質を低下させ、疲労や頭痛を引き起こしたり、抑うつや不安、衝動的な行動といった心理的な影響、あるいはSNS等によるイジメや犯罪といった問題も起きていることは周知のとおりだ。

「スマホをやめれば魚が育つ」はスマホ依存の解消を目指したアプリ。タイマーをスタートすると魚がアイテムを集めるゲームを組み合わせているのが特徴だ。「集中」タイム中はスマホを閉じて仕事や勉強に専念できる。やめればやめるほど魚が成長していき、「成果」をグラフで見ることもできる。

現在、スマホ依存解消のためのアプリはこうした「スマホロック系」が主。一般に依存は意志だけでやめられないのも事実。まずは症状の自覚からはじめよう。

(筆者の評価=3点満点)

医療者等による監修:★☆☆

見やすさ、使いやすさ:★★★

症状等のチェック機能:★★★

アドバイスの充実度:★★☆

Android、iOS対応(Google Play・Apple Storeからダウンロード可能)/無料