尚絅学院大健康栄養学類准教授・柳沼梢（やぎぬま・こずえ）さん
働く女性のストレスについて調べている。栄養士1890人、保育士1370人から集めたアンケートのデータを分析して浮かんだのは、努力が報酬に結びつかなかったり、上司や同僚からの支援が得られなかったりして、高いストレスにさらされている人たちがいるという実態だ。「このような実態を示すデータを提供し、処遇改善の後押しをしたい」と話す。
東北大大学院生時代は、妊婦の食事データを解析し、魚に含まれるわずかなメチル水銀の影響も調べた。「人の健康に役立つことがしたい」という目標を持って研究に取り組んできた。データを集めて解析し、改善につながる根拠を提示する。「地道な努力が必要。私に合っているのかなと思う」
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