日清食品とトヨタ自動車は26日、静岡県裾野市で建設中の実証都市「ウーブン・シティ」で、体に必要な栄養素をバランス良くとれる「完全栄養食」の実証を行うと発表した。
食を通じて心身が健康で幸せな状態を指す「ウェルビーイング」の実現に向け、具体的な検討を進めることで基本合意した。完全栄養食を通じて、住民の食の選択肢を広げ、健康の増進に向けて研究を進める。また、得られたデータの連携などを通じて、一人ひとりに最適なメニューの開発につなげたい考えだ。
完全栄養食は、分子栄養学などの知見を取り入れたもので、日清が開発を進めている。実証は都市の開発を担うトヨタ子会社のウーブン・プラネット・ホールディングス(HD)と協力して行う。
ウーブン・プラネット・HDのジェームス・カフナー最高経営責任者(CEO)は「食と健康という領域において、一歩を踏み出せることを大変うれしく思う」とコメントしている。
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