2022年04月20日20時31分
【ロンドン時事】エリザベス英女王は21日、96歳の誕生日を迎える。英王室史上初となる在位70年の「プラチナ・ジュビリー」の節目に当たり、国内に祝賀ムードが広がっているが、女王の健康不安が影を落としている。
女王は2月に新型コロナウイルスに感染。王室は当時、「軽い風邪に似た症状がある」と発表していた。しかし、今月10日に公開された動画で、女王は医療機関のスタッフや患者とのテレビ会議で「強い倦怠(けんたい)感があり、疲れ果ててしまいますよね」と感染時を振り返った。
女王には昨年10月の入院以来、健康不安がつきまとっている。居城ウィンザー城とオンライン以外ではほとんどの公務の出席を見合わせており、主要行事で姿を見せたのは今年3月にロンドンのウェストミンスター寺院で行われた夫フィリップ殿下(昨年4月死去)の追悼式典のみ。足腰に衰えがあり、つえが欠かせなくなったとされる。
次男アンドルー王子の性的虐待疑惑は和解が成立したものの、疑念はなおくすぶっている。王室を離脱した孫のヘンリー王子夫妻は警察の警護を要求して英政府と法廷闘争を繰り広げ、今もタブロイド紙をにぎわせるなど、女王の頭痛の種は尽きない。
一方、在位70年の祝賀行事の準備は着々と進んでいる。記念の祝日として6月2~5日は週末を含む4連休となり、パレードなどの重要イベントが目白押し。女王は「この祝賀行事が家族や友人、地域社会が一つとなる機会になるよう願う」と語っており、各地で華やかなイベントやパーティーが開かれる予定だ。
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