東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市で9日、応急仮設住宅に利用できるモバイル建築ユニットの見学会が始まった。全国での普及を目指す日本モバイル建築協会(東京)の主催。見学無料。13日まで。
同市の商業施設「アバッセたかた」に茨城県境町が大規模災害に備えて導入したユニット1棟を展示。長さ12メートル、幅2・4メートルのコンテナ型で風呂やトイレもある。買い物客らが中に入り、居心地を確かめた。
震災時、被災3県では沿岸の多くの自治体がプレハブ型の仮設住宅を整備。資材不足や用地選定の遅れで全戸完成までに半年以上がかかった。壁が薄く、騒音や暑さ寒さなどの問題も指摘された。
協会の小島誠一郎事務局長(47)は「居住環境は良く、プレハブ以外の選択肢があることを広めたい。平時は移住体験や放課後児童クラブ、災害時は避難所や仮設住宅などに利用できる」と強調した。
協会によると、境町と三重県南伊勢町がモバイル建築を導入しているという。
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