新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、和歌山県は自宅療養する人に血液中の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」を個別に貸し出すなどして、健康管理を呼びかけています。
和歌山県は新型コロナウイルスの感染の急拡大で、病床が足りなくなり、20日の時点で782人が入院できず、自宅や宿泊施設で療養している状態となっています。
県は、医師会と協定を結び、自宅療養する感染者に対して医師が健康状態を電話で確認するなどの対応を取っているほか、自宅療養のポイントをまとめ、健康管理を呼びかけています。
具体的には、血液中の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」を個別に貸し出し、本人に体温や体調などとともに記録してもらうことや、スマートフォンから体調に関するデータの入力が可能な、厚生労働省のシステム、「HER−SYS」を報告してほしいとしています。
そのうえで、血中の酸素濃度を示す値が93以下になった場合や、息苦しい、周りの人が見て青白いと感じる場合には迷わず救急要請をしてほしいとしています。
和歌山県では近く自宅療養者向けの専用の電話相談窓口を設けることにしていて、自宅療養中の感染者の健康状態を把握する態勢を強化していくことにしています。
和歌山県医師会の平石英三 会長は今月17日の協定で「在宅にあたっての注意事項を患者の皆さんに配布する。皆さん不安だと思うので、何かあったときにこちらから電話などで確認をし、それ以外の時間も不安があるときにはしかるべきところにつなげていけるようにしたい」と話していました。
【自宅療養者 問い合わせ一覧】。
和歌山県では、自宅で療養している人が発熱や頭痛など症状が悪化した場合、まず、県が紹介する担当の医師や、かかりつけの医療機関に相談してほしいと呼びかけています。
担当の医師に連絡がつながらない場合や、かかりつけの医療機関がない場合は、和歌山県コールセンター、あるいは各保健所の受診相談窓口へ問い合わせてください。
▼コールセンターの電話番号は073−441−2170。
受け付けは無休で、24時間対応しています。
このほか、
▼和歌山市保健所 073−488−5112。
▼海南保健所 073−482−0600。
▼岩出保健所 0736−61−0020。
▼橋本保健所 0736−42−5440。
▼湯浅保健所 0737−64−1291。
▼御坊保健所 0738−22−3481。
▼田辺保健所 0739−26−7933。
▼新宮保健所 0735−21−9630。
▼新宮保健所串本支所 0735−72−0525。
各保健所の受け付けは、平日の午前9時から午後5時45分までとなります。
からの記事と詳細 ( 和歌山県 自宅療養者に健康管理を呼びかけ|NHK 和歌山県のニュース - NHK NEWS WEB )
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