<医学ジャーナリスト・松井宏夫「コロナ禍の今こそ行動変容」(7)>
人生、最後まで自分の足で歩き、自分で身の回りのことができる状態にしておくには、今の生活習慣を変える努力も人によっては必要。そのために、「食事制限をし、運動もしましょう。たばこはやめましょう」と、私が患者さんにアドバイスすると、患者さんの多くは「ハイ」と答えてくれます。
ところが、その夜には飲み会に出かけ、好きなものをたらふく食べて、たばこを吸いながらついつい深酒をしてしまう。今なら「家飲み」です。
だからこそ、人生の終わりを考え、そのためには将来どうありたいかをじっくり考えてみる必要があるのです。
健康マネジメントを考えるとき、ぜひとも参考にしてほしいのが一流アスリートたちです。プロ野球のイチロー選手、大谷翔平選手、プロサッカーの本田圭佑選手、フィギュアスケートの羽生結弦選手たちには、共通の考え方、習慣があります。
物事を緊急度(高・低)と重要度(高・低)に分けた場合、彼らは「緊急でないが重要なこと」を地道に継続して大きな成果をあげたのです。彼らは子供のころから「どうありたいか」という将来の理想像を思い描くことができていました。
そのゴールから逆算し、日々何をしなければならないかを考え、その行動を習慣化させ、努力を続けています。「緊急でないが重要なこと」を大切にするマインドができているのです。健康を維持するには、このような一流選手と同じような考え方や行動をすることが大切なのです。(取材=医学ジャーナリスト・松井宏夫)
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