大畠正吾
宮崎県は、2019年の県民の健康寿命が女性は76・71歳で3位(前回16年は25位)、男性は73・30歳で全国9位(同23位)といずれも順位を大きく上げたと発表した。県は「健康寿命日本一」を目標に掲げていて、「今後も県民に協力してもらい、達成をめざしたい」としている。
健康寿命は介護などの必要がなく、日常生活を健康に送れる期間をいう。3年に1回実施される国民生活基礎調査での質問「現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」への回答などを元に算出する。今回の数字は厚生労働省が「健康日本21(第二次)推進専門委員会」の資料として公表した。
16年との比較では、男性が1・24歳、女性が1・77歳延びた。平均寿命から健康寿命を引いた「日常生活に制限のある期間」は男性が7・95年、女性が10・91年で、ともに16年より短くなった。全国平均は男性8・73年、女性12・06だった。
健康寿命を都道府県別にみると、男性が73・72歳の大分がトップで、山梨、埼玉が続く。女性は77・58歳の三重、山梨、宮崎の順で、大分が4位。最短は男性が岩手県の71・39歳、女性が73・68歳の京都だった。
県は健康寿命を延ばすために適正体重を保つことのほか、1日に1千歩多く歩いて野菜を100グラム多くとり、食塩はマイナス2グラムにするという四つの目標を掲げている。県健康増進課の担当者は「高齢になってからでなく、若いうちから健康を意識してほしい」と呼びかけている。(大畠正吾)
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