新たな時代はインドから
いわゆる「乾電池」は世界共通のアイテムだ。国際電気標準会議によるIEC60086という規格によって、ワールドワイドな統一が図られている。それを日本国内において標準化するのが、よく知られている「JIS」であり、2017年には日本工業規格あらため「日本産業規格」と、名称変更されていた。知らんかった。ちなみに1回だけの使用で捨ててしまう使い切り電池は「一次電池」と分類され、充電して繰り返し使えるものは「二次電池」というらしい。長いことお世話になっている乾電池だが、知らないことがたくさんある。
そんな乾電池、しかも二次電池の“でっかいバージョン”の本格的な運用をホンダがスタートさせようとしている。それが、新しいモバイルバッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(ホンダ モバイルパワーパックイー。以下、モバイルパワーパックe:)」を活用するプロジェクトだ。
2022年前半といわれる事業開始の舞台は、なんとインド。具体的には、「人力車」が語源といわれる現地の三輪タクシー「リキシャ」が対象で、そのEV版たる「E-AUTOリキシャ」を使った事業を始めようというのだ。将来的なエネルギー不足と慢性的な大気汚染が深刻なかの地インドにおいては、大いに期待されるビジネスである。
インドは世界第3位の石油消費国であり、それにともなう貿易赤字もまた深刻。とにもかくにも石油依存を減らしたい思惑が強い。そのような事情があってインドではいま、EV(電気自動車)の導入が急速に進んでいる。現在の40万台程度に対して、来る2027年の年間販売台数の予想はなんと634万台! 重量のある乗用車やバスなどの四輪車を除く二輪車や三輪車、いわゆる「ライトモビリティー」へのニーズが強いインドにおいては比較的EV化が推し進めやすいわけで、そこに商機を見いだすメーカーが多いのも十分にうなずける。
そこでホンダはEV予備軍の一角、リキシャに目をつけた。インドでリキシャは現在800万台以上が保有されており、人々の生活のアシとして大変重宝されている。特に都市部ではCNG(圧縮天然ガス)を燃料とするものが多く、それらをEV化することで実現できる環境負荷の低減(もちろんビジネスチャンスも含めて)を目指して多くのメーカーが参入を試みている現状がある。ホンダも、その列に連なろうというわけだ。しかしそこは世界のホンダ、決して“末席に”とは思っていないだろう。
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