新型コロナ感染が続く中、児童や生徒の健康管理にアプリを導入する小中学校が増えている。多忙な教員の業務を効率化できるほか、保護者との意思疎通が「密」になる効果も生まれている。
「昨日は中学生の兄が『熱あり』という子がいました」「今日は同居家族の体調不良なしです。治ったようで安心です」
10月19日午前8時半過ぎ、横浜市立荏田南小学校の職員室では、校長、副校長がパソコンの画面を見ながら、養護教諭らと確認し合っていた。
画面に映し出されているのは、今年2月に導入した健康管理アプリの報告だ。保護者が登校日の朝、児童の体温や体調、コメントなどを入力し、送信している。
アプリ導入前は用紙に体温などを記入してもらい、毎朝、教室前で担任が確認。忘れた児童はその場で検温するため、教室の前に列ができた。さらに、養護教諭が各教室を回って学級ごとに児童の体調をまとめた用紙を回収し、気になる点を校長らと話し合っていた。
阿部千鶴校長は「今は全情報が入力後すぐにアプリで共有される。様々な対応を朝一番に決められ、学校の負担感も減った」と話す。
大阪府摂津市では6月、約100万円で市立全15小中学校に健康管理アプリを導入した。当初、「気軽に連絡できる分、欠席が増えるのでは」などと心配する声もあったが、3月に1校で試験的に導入すると、朝の電話対応に追われることがなくなったという。
からの記事と詳細 ( 児童や生徒の健康情報、アプリで共有…教員の負担軽減・保護者との意思疎通「密」に - 読売新聞 )
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