
飽食といわれる現代、肥満やメタボリックシンドロームなどでダイエットが必要な人がいる反面、不健康な痩せが問題になっています。ダイエットは年々低年齢化するとともに、女性に多かった痩せ願望でのダイエットが男性にも増えています。しかし、自己流のダイエットは危険なこともありますので、正しい知識を持って取り組みたいものです。
ダイエットが必要か確認する
ある調査※によると、「他人から容姿について何かいわれた」「他人がダイエットに挑戦していると聞いて」「憧れの人のようになりたい」などがダイエットの動機として多くあげられています。どれもが他人との比較で、自分の体型について顧みていない傾向があります。ダイエットを考えたら一拍おいて、今現在、ダイエットが必要かどうか調べることから始めてください。 その目安となるのが表のBMIです。 BMIの算出方法は、【体重(kg)÷身長(m)の2乗】。 たとえば、身長160cmで体重55kgのAさんと、身長150cmで体重60kgのBさんがいたとします。 Aさんは、55÷(1.6×1.6)=21.49(四捨五入) Bさんは、60÷(1.5×1.5)=26.67(四捨五入) 結果、Aさんは太っていないのでダイエットの必要はなし。Bさんは太り気味なのでダイエットが必要となるわけです。 ※「青年期女子のダイエット経験と食意識の関連」より
いきすぎたダイエットが起こす摂食障害
色々な方法が紹介されているダイエットですが、稀にダイエットを行う中で摂食障害を起こす人がいます。体重や体型の捉え方から心と体の両面に影響が及び、食事量や食べ方などに異常が現れるのです。摂食障害で病院を受診する人は1年で21万人、病院にかからない潜在患者も多数いるとされています。全体の90%は女性ですが、誰もがかかる可能性のある病気です。 代表的なものとして神経性過食症・過食性障害、神経性痩せ症があり、自分ではコントロールできずに食べすぎる、食べ物を前にしても食べられないなどの症状があります。一般的に、次のような症状が現れたら要注意です。自分ではわかりにくいこともあるので、家族や友人が注意して見ることも必要かもしれません。 1.食べることについて ・絶食する・食欲がない ・食事量やカロリー、糖質などを極端に制限する ・大量に食べたあと、嘔吐したり下剤を使う 2.体重・体型について ・体重・体型が不満 ・周囲は痩せているというが、自分では太っていると思う ・極度の痩せ願望がある ・体重が増えることが怖い 3.心の状態について ・自尊心が低いと思う ・精神的ストレスがある ・気分の起伏が激しい ・周囲は病気というが健康だと思う ・孤独を感じる ・性欲はない 4.体の状態について ・極端な体重の増減がある ・月経が止まる、または月経不順 ・だるい、疲れる、胃がもたれるなど様々な症状がある ・睡眠障害がある 摂食障害は治療が複雑なため、専門医にかからないと自分では治すことは難しいので、ダイエットは適正に行いたいものです。
からの記事と詳細 ( そのダイエット、本当に必要? 事前に確認してほしい「健康的なダイエットの基本」5つ(AskDoctors) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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