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Tuesday, June 29, 2021

韓国製ゲーム「黒い砂漠のモバイル」が中国でサービス許可 - 東亜日報

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韓国のゲーム会社パールアビスのモバイルゲーム「黒い砂漠」が、中国政府から「版号(中国内でのゲームサービス許可)」を取得した。

29日、パールアビスによると、中国の国家新聞出版署は28日、ホームページで大規模多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)「黒い砂漠モバイル」の版号発給を公知した。黒い砂漠モバイルは、パールアビスの人気PCゲーム「黒い砂漠」をモバイル向けに開発したゲームだ。2018年に韓国で初めてサービスを開始し、その後台湾と日本、米国、ロシアなどに輸出され、現在150カ国で12言語でサービスを提供している。

パールアビスは2019年3月、テンセントが投資した中国現地のパブリッシング(流通)会社「アイドリームスカイ」と契約を交わし、黒い砂漠モバイルの中国進出を準備した。しかし、韓中間の対立が続き、中国政府が韓国ゲームに対する流通を非公式的に阻止してきたため、2年以上版号発給が遅れた。同社は「中国でのサービス開始時期は決まっていない。現地化作業など十分な準備を経てサービスを行う予定だ」と明らかにした。黒い砂漠モバイルの版号発行のニュースに、パールアビスの株価は前営業日比で、取引中一時27.79%上昇するなど、強気を見せた。

中国政府は、2017年の高高度ミサイル防衛システム(THAAD)問題以降、韓国ゲームなどのコンテンツ流通を制限してきた。そして昨年12月、カムツスの「サマナーズ・ウォー」が約3年9カ月ぶりに版号が発給され、今年2月、インディーズゲーム会社ハンドメイドの「ルームズ」も版号獲得に成功した。ただ、版号発給が依然として遅れている上、最近、中国政府が社会主義思想に合致するかどうかを事前検閲する「ゲーム審査採点制」を導入するなど、中国市場進出は依然として難しいという分析が説得力を得ている。

李建赫 gun@donga.com

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