2021年03月11日 11:00
楽天モバイルは2021年3月10日、同社に対する総務省からの行政指導について、同社ホームページ上で、これまでの経緯などを発表した。
発表によれば、同社が提供するコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を利用した一部ユーザーの個人情報、および通信の秘密の漏えいが発生したとのこと。これにともない、同日付で、総務省より書面による指導を受けたという。
具体的な内容は以下のとおり(同社ホームページより抜粋)。
■行政指導の内容
個人情報の保護に関する法律、および電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインの趣旨を踏まえた個人情報の保護および通信の秘密の保護を徹底するよう、同社では指導を受けている。
■発生した個人情報および通信の秘密の漏えいについて
(1)第1事案
・概要:ユーザーが「Rakuten Link」を利用した際、以前に同じ電話番号で契約して、すでに解約していた別のユーザーの情報が閲覧可能になっていた。
・漏えいした個人情報:ユーザーの登録名、プロファイル画像および連絡先の情報。
・個人情報の漏えいを確認したユーザーの人数:1名
・同社が確知した日:2020年10月5日
(2)第2事案
・概要:「Rakuten Link」を利用した一部ユーザーにおいて、別のユーザーのIDが付与され、そのユーザーの情報が閲覧可能になっていた。
・漏えいした個人情報および通信の秘密:ユーザーの登録名、プロファイル画像、連絡先の情報、発着信履歴およびチャットの履歴。
・情報漏えいを確認したユーザーの人数:15名
・同社が確知した日:2020年11月13日
■原因
(1)第1事案
回線契約の解除にともない、電話番号に紐づく個人情報を完全に削除すべきところ、システムの不具合により、データが一部残る事象が発生していた。
(2)第2事案
「Rakuten Link」のシステムメンテナンス中に、システム不具合により、一部ユーザーに別のユーザーのIDが付与される事象が発生していた。
■顧客への対応ならびに再発防止策
同社では、対象となるユーザーに対して、同事案に関する報告とお詫びの連絡をするとともに、システム上の不具合を修正し、すでに再発防止策を実施済み、と説明している。
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