会津若松市は４月から、中山間地に住む高齢者らの健康不安の解消を目的に、スマートフォン向けの健康相談アプリを活用した実証事業に取り組む。発熱やけがなどの際にアプリを通じて医師に２４時間相談でき、適切な処置や安心につなげる。室井照平市長らが２７日、発表した。
全国で１万２千人が活用しているという健康相談アプリ「ＬＥＢＥＲ（リーバー）」を、運営しているＡＧＲＥＥ（茨城県）が無償で提供する。リーバーを活用した福島県内での実証実験は初めて。同市湊町の６３６世帯と同市大戸町の６７２世帯が対象で、１家族５人まで活用できる。事業期間は来年３月末まで。
画面で具合が悪い体の部位や症状を選択し、局部の写真などを送ると、医師が対応し、疑われる病名、症状に合った診療科、市販薬などをアドバイスする。医療機関や薬局の位置を知らせる地図なども掲載される。新型コロナウイルス感染症に関する相談にも応じるという。
同社によると、全国の医師約１５０人が登録しており、相談件数の７５％で３０分以内に回答が届くという。市は今後、スマートフォンに不慣れな高齢者に向けたサポート体制を整える方針で、室井市長は「市民生活の利便性を向上させ、中山間地の活性化につなげたい」としている。
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March 29, 2020 at 07:25AM
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中山間地の健康不安解消へ 会津若松市が健康相談アプリ実証事業 - 福島民友
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