米通信大手 AT&Tと衛星プロバイダーの ASTスペースモバイルは、宇宙からの携帯通信サービス提供で提携する。約2年前に米TモバイルUSと同様の提携を結んだイーロン・マスク氏のスペースXにとっては試練となる。発表を受け、ASTスペースモバイルの株価は通常取引後の時間外取引で一時約35%上昇した。
Tモバイル、マスク氏のスペースXと提携-衛星利用の携帯サービスで
AT&TとASTスペースモバイルは15日に共同で発表した資料で、試験期間を経て正式に提携を結んだと指摘した。宇宙をベースにしたブロードバンドネットワーク構築契約の期間は2030年まで。
AT&Tのネットワーク責任者クリス・サンバー氏はASTスペースモバイル取締役会に加わり、少なくとも18年から続いている関係を深める。同氏はインタビューで今回の提携について、「緩やかなパートナーから戦略的パートナー」に移行すると語った。
世界で推定50億台に上る携帯電話が、基地局で網羅されない遠隔地で使われる際の接続サービスで通信会社は競争を繰り広げている。消費者にとって、こうしたサービスは地方の道路や国立公園のような場所での接続を確実にするものだ。現在は標準的な携帯通信サービスを補完するものと販売されることが多い。
ASTスペースモバイルの最高戦略責任者、スコット・ウィスニウスキー氏はインタビューで、最初の市場には米国と日本が含まれると語った。
原題: AT&T Strikes Space Broadband Deal in Challenge to Musk (1)(抜粋)
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