楽天モバイルはシンプルな料金プランにこだわってきた。現行の「Rakuten最強プラン」も料金体系は一つだけ。他社でよく見る「家族割」も「セット割」もない“明朗会計”だった。
そんな楽天モバイルが、2月に「最強家族プログラム」、3月に「最強青春プログラム」を相次いで発表した。
「家族割」「学割」に相当
最強家族プログラムは他社の家族割と同様、家族で複数回線を契約すると割引を受けられる。毎月の割引額は110円だ。
最強青春プログラムは学割に当たり、22歳までの利用者に毎月110ポイント(楽天ポイント)を還元する。楽天モバイルはポイントを料金の支払いに充てられるため、事実上の月額割引に近い。
とはいえ、二つのプログラムを合わせても220円の割引にしかならない。大手3社では家族割だけで1000円以上の割引を受けることも可能なため、インパクトが弱いように見えてしまう。
しかし楽天モバイルの場合、いくら割り引くかは重要ではない。月額料金がもともと安いからだ。
例えばドコモのirumo(イルモ)で3GBプランを契約し、固定回線とのセット割などを受けると、最安で月額880円だ。楽天モバイルは3GBまでのデータ使用で月額1078円。ここから220円の割引で月額858円まで下がる。
「データ無制限」の利用時も、楽天モバイルは割引なしで月額3278円。これに対し、大手3社は各種割引込みでも最安値が月額4928円だ。こうなると割引額の少なさはいよいよ問題ではなくなる。
ではなぜ、こうしたプログラムを導入するのか。それは家族割や学割がないと…
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からの記事と詳細 ( 割引額が低すぎない? 楽天モバイル「家族割110円」の勝算 | 知ってトクするモバイルライフ | 石野純也 - 毎日新聞 )
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