[東京 27日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)が急伸している。株価は一時7%高に上昇した。同社は26日、米通信大手TモバイルUS(TMUS.O)に対し、普通株式4875万1557株、75億9100万ドル(1.1兆円)相当を発行するよう通知したと発表し、手掛かりになった。足元では5%高付近で推移している。
市場では、株主還元の原資になり得るとの思惑も浮上している。取得する株式の価値と、9月末時点で反映させた条件付対価の価値56億6600万米ドルとの差額19億2500万米ドル(2740億円)を、第3・四半期の連結決算で持ち株会社投資事業からの投資利益として計上する。
ソフトバンクグループは、2020年に傘下のスプリントがTモバイルUSと合併した際、一定の条件が充足された場合に無償で株式を取得する権利を得ていた。
野村証券の増野大作リサーチアナリストは27日付のレポートで、これまでも会計上では同権利の公正価値が認識されていたが、現金化が可能なTモバイルUS株を取得できたことは「会計上の公正価値増加以上にポジティブと考えられる」と指摘。株主還元の原資として活用することも可能になってくるだろうとの見方も示した。
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