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Sunday, August 27, 2023

タブレットにもなるモバイルノート富士通「LIFEBOOK WU3/H2」のパフォーマンスは!? - ASCII.jp

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最新の13世代CPU搭載で2in1型なのに864g

2023年08月28日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

 富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK WU3/H2icon」は、約864gという軽量性と、約200kgfの全面加圧試験をクリアする堅牢性を両立した2 in 1コンバーチブルPCだ。

 360度ディスプレー回転機構を搭載した2 in 1コンバーチブルPCは一般的には重くなりがちだが、FCCLお得意の軽量化設計により1kgを大きく下回るボディーを実現している。

 今回は、ハードウェアスペック的には2 in 1コンバーチブルPCの完成形とも言える本製品のパフォーマンスをチェックしていこう。

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

富士通クライアントコンピューティング「LIFEBOOK WU3/H2」17万4900円~

 今回は、第13世代(Raptor Lake)の「Core i5-1335U」(10コア[2P+8E]、12スレッド、最大4.60GHz、15W)/RAM8GB(LPDDR5-6400)/SSD256GB(PCIe Gen4 x4接続)/バッテリー25Whを搭載するマシンを試用している。これは富士通WEB MARTiconで税込み17万4900円で購入可能な最小構成だ。

 まずはCPU性能を計測するため、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」を実行したところ、CPU(Multi Core)は7084pts、CPU(Single Core)は1628ptsとなった。

 ちなみに「Core i7-1355U」(10コア[2P+8E]、12スレッド、最大5.00GHz、15W)を搭載する「LIFEBOOK WU2/H1」は、CPU(Multi Core)は7456pts、CPU(Single Core)は1661ptsであった。

 「LIFEBOOK WU3/H2icon」は「LIFEBOOK WU2/H1」に対して、CPU(Multi Core)は約95%相当、CPU(Single Core)は約98%相当のスコアを発揮したわけだ。

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は7084pts、CPU(Single Core)は1628pts

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyで1452、Fire Strikeで4282、Wild Lifeで11633、Night Raidで13911を記録した。3DMarkの推定ゲームパフォーマンス(Estimated game performance)によれば、「Apex Legends」(1080p Ultra)でフレームレートは30~45fps以上と表示されている。

 一方、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7404(やや快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(軽量品質、1280×720ドット、フルスクリーン)のスコアは3861(普通)となっている。

 つまり「LIFEBOOK WU3/H2icon」は3Dゲームであっても、解像度、画像品質を調整すれば実用的な速度でプレイできるわけだ。

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

「3DMark」のTime Spyは1452

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

Fire Strikeは4282

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

Wild Lifeは11633

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

Night Raidは13911

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7404(やや快適)

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(軽量品質、1280×720ドット、フルスクリーン)のスコアは3861(普通)

 ストレージ速度については、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3616MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1982MB/sとなった。

 試用機には「Micron_MTFDKBA256TFK-1BC15ABFA」が搭載されており、仕様どおりの速度が出ている。発熱量とコストを勘案して、「Micron_MTFDKBA256TFK-1BC15ABFA」が採用されているものと思われる。

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3616MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1982MB/s

 バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ6時間36分を記録した。

 25Whのバッテリーで6時間を大きく超えているので、モバイルノートPCとしては合格点だ。より長時間モバイルしたいのであれば、カスタマイズ購入時に64Whバッテリーを選択しよう。

“モバイルノート富士通「LIFEBOOK

ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行した際のバッテリー駆動時間は6時間36分

 「LIFEBOOK WU3/H2icon」には、CPUにCore i7-1360PとCore i5-1335Uが用意されている。Core i7-1360Pは性能に優れるPプロセッサーで、Core i5-1335Uは省電力性に重きを置いたUプロセッサーだ。

 とは言え今回のベンチマーク結果から、Core i5-1335U搭載機でもフルHD解像度の動画であれば実用的な速度で編集できる性能を確認できた。

 クリエイティブ系アプリを利用する頻度が多いのであれば富士通WEB MARTiconで選べるCore i7-1360P搭載機をお勧めするが、一般的な用途であればCore i5-1335U搭載機のほうがベストマッチだ。

ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット、ノングレア)
CPU 「Core i5-1335U」(10コア[2P+8E]、12スレッド、最大4.60GHz、15W)/「Core i7-1360P」(12コア[4P+8E]、16スレッド、最大5.00GHz、28W)
グラフィックス Intel Iris Xe グラフィックス
メモリー 8GB/16GB/32GB(LPDDR5-6400)
ストレージ 約256GB/512GB/1TB/2TB(PCIe Gen4 SSD)
内蔵ドライブ -
インターフェース 【Core i7搭載時】Thunderbolt 4(USB 4 Gen3、USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)×2 【Core i5搭載時】USB 3.2 Gen2 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)×2 【共通】USB 3.2 Gen1 Type A(内ひとつは電源オフUSB充電機能付き)×2、HDMI、有線LAN(1000BASE-T)、マイク/ヘッドホン共用端子、microSDメモリーカードスロット
通信規格 Wi-Fi 6(2.4Gbps)、Bluetooth 5.1
内蔵カメラ フロント:約207万画素(顔認証対応、プライバシーシャッター付き)、リア:約1258万画素
サイズ/重量 308.6×209×16.9mm / 64Wh+Core i7:約988g~、64Wh+Core i5:約974g~、25Wh+Core i5:約864g~
バッテリー駆動時間 64Wh:約30.3時間、25Wh:約11時間
OS Windows 11 Home/Windows 11 Pro

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