中国当局は、未成年者によるスマートフォンの利用時間を制限する方針だ。国家インターネット情報弁公室(CAC)が2日、 規制案を公表した。テンセント・ホールディングス( 騰訊)などソーシャルメディア大手にとって打撃となる可能性がある。
国内でインターネット依存を巡る懸念が広がる中、ネット利用を制限する今回の規制案は世界でも厳しさが際立っている。未成年者は午後10時から翌日の午前6時までモバイル機器からネットにアクセスすることが認められない。16歳以上18歳未満のモバイル利用は最大2時間に制限される。
中国政府は2021年以降、子供のオンラインゲームを制限したり、営利目的の学習塾の運営を禁止したりしてきた。家計の負担軽減や健全な活動促進が目的と見られ、21年には国内メディアがゲームを「精神的アヘン」と表現することもあった。
テンセントの「微信(ウィーチャット)」やバイトダンスの国内向け動画投稿アプリ「抖音(ドウイン)」は頻繁に利用されるインターネットサービスで、特に未成年者の人気が高い。CACは各プラットフォームには確実に今回の要件を満たす責任があるとしたが、特定のサービス名を挙げることは控えた。
当局が規制案をどのように実施する考えなのかは不明だが、通信やサービス事業者は実名登録を求めることが多い。テンセントとバイトダンスの担当者にコメントを求めたが、返答はなかった。
CACは意見を公募するため、変更が加えられる可能性はある。
原題: China to Curtail Kids’ Mobile Use in Blow to Tencent, ByteDance(抜粋)
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