大阪赤十字病院(大阪市天王寺区)の薬剤師、仲里泰太郎さん(39)が、医療支援のためにウクライナへ派遣される。仲里さんが同国に派遣されるのは2022年に続き2回目。出発前の2日、同病院で記者会見した仲里さんは「避難が長引いて現地の人たちの状況は悪化している。そうした人たちの命と健康のために活動したい」と語った。
前回は同国西部での仮設診療所の設置に携わった。今回は西部の都市リビウから約100キロ離れたイワノ・フランキウスク州で、同国赤十字社と協力して巡回診療所の業務に携わる。4日夜に出国し、約3カ月間滞在する予定だという。
仲里さんは11年の東日本大震災で、世界各国が救援活動に参加してくれたことに感動し、製薬会社の医薬品開発部門から同病院に転職した。これまでにバングラデシュでの難民支援や、ハイチ地震での緊急救援などに参加した。海外での支援活動は6回目になる。
ロシアによる侵攻から2月で1年を迎えたが停戦の兆しはみえない。仲里さんは「戦況の悪化など心配はあるが、自分にできることがあれば、再び現地へ行こうと思っていたので迷いはなかった。避難している人たちが何を求めているかを見据えてやっていきたい」と話した。【森口沙織】
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