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モバイル向けの新プラットフォーム「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」（出所：クアルコム・テクノロジーズ）
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米Qualcomm Technologies（クアルコム・テクノロジーズ）は2022年11月15日（現地時間）、自社イベント「Snapdragon Summit 2022」で、プロセッサーなどで構成するモバイル向けの新しいプラットフォーム（基盤）「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」を発表した。ハイエンド品に向けた製品で、各種性能を全般的に高めており、特にAI（人工知能）機能の強化が目立つ。自然言語処理を高速化したり、画像認識性能を高めてカメラ機能を強化したりしている。新基盤を採用したモバイル製品は2022年末から順次市場に出回る見込みである。
「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」を採用する見込みの企業（画像：クアルコム・テクノロジーズ）
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新プラットフォームは、DSP（Digital Signal Processor）のアーキテクチャーを刷新するなどしてAI関連の性能を高めた。2021年発表の現行品「Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform」に比べて最大4.35倍のAI性能を達成したとする。これにより、高速な自然言語処理が可能になった。INT4（4ビット整数演算命令）による推論処理に対応し、1W当たりの演算処理性能を約60％高めたという。混合精度にも対応しており、例えばINT8とINT16を組み合わせて演算できる。このほか、AIアプリの開発環境をさらに整えた。
カメラ機能も強化した。AIで映像内の物体や人などを識別する「セマンティック・セグメンテーション」技術を強化し、リアルタイムで静止画や動画内の人の顔や顔の特徴、髪、衣服、背景などを認識して適切な画像処理を行えるようにした。
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