保健所の負担軽減を図る狙いで開設した「コロナ・フォローアップセンター鹿児島」=福岡市(鹿児島県提供)
センターは、他県でも保健所業務を受託している県外の民間事業者に設置・管理運営を委託した。鹿児島市と福岡市に事務局を置き、当面は看護師25人を含む85人体制。委託費は国の緊急包括支援交付金を活用し、2カ月間で最大約9億2500万円を見込んでいる。
鹿児島市の事務局は、血中の酸素濃度を測るパルスオキシメーターや生活支援物資を希望者に配送。福岡市の事務局で健康観察や相談対応、療養証明書の発行を担当する。健康観察は65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人、妊婦らに電話で原則1日1回行い、それ以外は療養者が国のシステムに情報入力する形を取る。
療養中の不安や困りごと、症状変化時の相談に対応する24時間態勢の専用窓口を設置。症状変化で往診や調剤が必要になった場合は保健所に対応を引き継ぐ。
県内では28日時点の自宅待機者が約3万2000人に上る。県は「センターを開設することで、陽性者が安心して自宅で過ごせるようになれば」としている。
県は29日、診療・検査医療機関の負担を軽くするため、陽性者の同居者に症状があった場合、検査をせず医師の診察のみで陽性と判断できる「みなし陽性」を導入した。30日発表以降の新規感染者数に含まれる見通し。
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