格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第211回
2022年08月28日 12時00分更新
楽天モバイルが7月に新プランに移行し、ユーザーの大移動が起きたことは頻繁に報じられているが、実は6月以前からのユーザーにとって1GBまで0円で利用できる最後の月は8月だ。これは7月と8月は経過措置で従来プランの料金が適用されていたため。そこで、まだまだ獲得争いが続く、オトクな回線をチェックしたい。
9月10月も既存ユーザーは1GBまで0円だが
料金の請求後のポイント付与
6月までに楽天モバイルに加入した既存ユーザーは、7月の新プラン移行後も7月と8月は旧プラン(「Rakuten UN-LIMIT VI」)の料金が適用される。9月と10月は新プランの料金となるが、1GB以下の利用であれば同額のポイント付与があるため、実質0円という状態がもう2ヵ月続く。しかし、いったんは1078円(+ユニバーサルサービス料)が請求される。となれば、8月が楽天モバイルにお金を払わずに済む最後の月とも言える。
そのため、楽天モバイルからの移行や解約は8月末と決めていた人も多いはず。そこであらためて楽天包囲網と呼ぶべき、移行先の候補を考えよう。これらのサービスは楽天モバイルのユーザーを狙ったものではあるものの、別にユーザーを区別しているわけでもないので、楽天モバイルと関係ない人もチェックしておかないと損。また、6月に慌てて移行したものの、サービスに不満がある人が再度乗り換えをするのにも適しているはずだ。
移行先に求めるものは使い勝手か、回線維持の安さか
オトクな回線と言っても、さまざまなサービスがあるし、人によって求めるものも変わってくる。楽天モバイルからの移行となると、月額費用の最低額に注目が集まりがちだが、通信量に対する料金なのか、加入時のスマートフォンの割引なのか、それとも独自の機能なのか、視点はいろいろある。
完全な予備回線として、ほとんど使う予定がなく、最低維持費を重視するのであれば、基本料0円のpovo2.0か、月290円からの日本通信SIMもしくはHISモバイルのプランとなる。
ただし、注意が必要なのは、日本通信SIMとHISモバイルは初期費用(3300円)を減らすためのキャンペーンが基本無く、月額維持費の安さに比べて、初期投資が大きい。またpovo2.0で用いられるauのネットワークは7月の大規模障害に加え、8月25日にも障害が発生して、信用しにくいという人もいるかもしれない。
もう少し金額が上のサービスを見ると、月550円から使えるOCN モバイル ONEがある。「500MB/月コース」は、500MBまでのデータ通信に加え、毎月最大10分相当(220円)の無料通話分が付いている。
さらにもう少し料金を払ってでも、しっかり使えるサービスを選ぶというニーズもあるだろう。その場合はもっと別の選択肢になる。
使い放題で安いmineoはキャンペーンでさらに特に
速度が遅くていいならさらに安く
まさに楽天モバイルを狙い撃ちしたかのようなキャンペーンを展開しているのがmineoだ。平日の昼休みに速度制限(32kbps)があるが、データ通信が使い放題のプラン「マイそく」について、6ヵ月間、330円引きで利用できるというキャンペーンと、1回10分までの通話が定額となるオプションが6ヵ月間無料のキャンペーンが同時に実施されている(「ホーダイホーダイ割」)。
通信速度が最大1.5Mbpsの「スタンダード」は月990円なので、割引後は月660円。通信速度は遅くなるものの、データを多く使っても支払額が高くならないのは安心。通話定額の無料キャンペーンも楽天モバイルを意識しているようだ。
このキャンペーンは8月31日までで、楽天モバイルからの移行を考えている人にピッタリ。加入時に必要な事務手数料3300円も、提携サイトを経由した申し込みでは0円となり、SIM発行手数料(440円)で利用開始できるなど、初期費用の点でも条件は悪くない。
なお、mineo「マイそく」には、8月24日に通信速度が最大300kbpsの「ライト」が加わり、月660円。ただし、この「ライト」は前述のキャンペーンの適用外とのことだ。
からの記事と詳細 ( 楽天モバイルの1GBまで0円は8月が最後 あらためて乗り換えに良さそうなオトクな回線をチェック (1/2) - ASCII.jp )
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