独立系調査会社の英Opensignalは2022年7月版となる米国3大携帯電話事業者の5G体験調査リポートを発表した。上り/下り速度と可用性、到達度ではT-Mobile(T-モバイル)がトップとなり、5Gゲームと音声アプリの利用体験ではVerizon(ベライゾン)が1位となっている。
関連リポート: USA 5G Experience Report July 20225Gの下り速度はT-Mobileが断トツ
5Gの下り速度では、T-Mobileが6回連続の1位となった。6カ月前に発表された前回調査でも他の事業者に比べ93.9Mビット/秒高速という結果だったが、今回は他の事業者に比べ98Mビット/秒高速という結果が得られている。
これには、T-Mobileが2020年4月から2.5GHz帯を使った5Gサービスをいち早く開始したことが大きく影響している。2022年からはVerizonもCバンドを使ったサービスを運用開始し、前回の56.2Mビット/秒から72.8Mビット/秒と29.7%改善。AT&TもCバンドサービス開始により、前回の49.1Mビット/秒から 53.6Mビット/秒と、9.1%改善している。
5Gの上り速度や可用性・到達度もT-Mobileがトップ
5G上り速度でも、T-Mobileが17.8Mビット/秒で6回連続の1位となった。後続のVerizonは14Mビット/秒、AT&Tが10Mビット/秒。1位と2位の差は前回と同じく3.8Mビット/秒となっている。
5G可用性と到達度でも、T-Mobileが他を引き離す形で1位となっている。5Gに接続できる時間は、T-Mobileが40.6%、AT&T で18.7%、Verizonで10.6%。5Gが利用できる場所を示す到達度では、T-Mobileが10ポイント中7.8、AT&Tが5.4、Verizonが3.9となっている。
5Gゲーム時と音声アプリ使用時の体験ランキングトップはVerizon
5Gゲーム時体験では、Verizonが100ポイント中76.1を獲得し、T-MobileとAT&Tの72.5ポイント、68.3ポイントを上回った。5G音声アプリ使用時体験でもVerizonが80.7ポイント、T-MobileとAT&Tが79.3ポイント、78.7ポイントという結果になっている。
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