ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は7日、ビジネスチャット「LINE WORKS」とのAPI連携によって機能開発を行う開発者向けに、新たなRESTful API「LINE WORKS API 2.0」のベータ版「LINE WORKS API 2.0(beta)」を提供開始したと発表した。従来のAPIで一部存在していた独自仕様を排除し、単純で予測可能なAPIになるよう設計の見直しを行っている。
LINE WORKSでは他製品・サービスとの連携をスムーズにするためのAPIを提供しているが、今回発表された「LINE WORKS API 2.0(beta)」では、APIの利用者が目的をスムーズに達成できるように、APIを再設計した。
具体的には、リソースやパラメータ、レスポンス、プロパティなどの意味や名前、種類、フォーマット、構造などに一貫性を持たせ、画面のUIも直感的に操作できるようにすることで、予測可能なAPIに改善したという。
また、認可機能が独自仕様を廃止してOAuth 2.0準拠へと変更されたことで、より簡単にAPIが利用可能になったため、外部サービスとの連携もしやすくなっている。
このほか、LINE WORKSの無料版(フリープラン)で利用できるAPIの機能も拡充された。これまではトークBotのみの対応に制限されていたため、それ以外の機能にアクセスするには有料版の契約が必要だったが、「LINE WORKS API 2.0(beta)」では、掲示板やカレンダー、アドレス帳なども参照できるようになった。
「LINE WORKS API 2.0(beta)」を利用するには、Developer Consoleにアクセスし、左側のメニューの「API 2.0(beta)」を選択してアプリを追加する必要がある。
なお「LINE WORKS API 2.0」は一定期間ベータ版で提供され、そのフィードバックを反映して、2022年春ごろに正式リリースされる予定。ワークスモバイルでは、これらの改善により連携モジュール開発を加速させ、現在120を超えている連携ソリューションのさらなる拡充を目指す。
またベータ版提供期間中は、既存APIを利用している場合も、そのまま利用を継続可能なほか、正式版のリリース後も、一定期間は新旧両方のAPIを利用できるとしている。
からの記事と詳細 ( 独自仕様を廃してより使いやすく――、ワークスモバイルがAPI「LINE WORKS API 2.0」のベータ版を提供 - クラウド Watch )
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