3カ月に1回データ容量が付与される「Gigaプラス」を特徴とした「バリュープラス」や、20GBの中容量帯で大手キャリアのオンライン専用プランに挑む「NEOプラン」など、ソニーネットワークコミュニケーションズのNUROモバイルが矢継ぎ早に新料金、新サービスを打ち出している。 【画像】格安じゃない?NEOプランの料金 11月に開始したNEOプランは、導入直後からサービス内容を改定。TwitterやInstagram、LINEのデータ容量をカウントしない「NEOデータフリー」にLINEの音声通話、ビデオ通話が加わった。12月からはNEOプランもGigaプラスでデータ容量が追加でもらえるようになるなど、さまざまな改良が加えられている。 一方の低容量を軸にしたバリュープラスも、8GBプランを10GBに増量するなど、攻めの姿勢を打ち出している。これまでのMVNOは低容量、低価格が強く、「格安SIM」「格安スマホ」として人気を博していたが、NUROモバイルは、それだけにとどまらないサービスの広げ方をしているといえそうだ。NEOプランは月額2699円(税込み、以下同)として専用帯域を用意するなど、品質を重視している点もMVNOの中では異色だ。 NUROモバイルはなぜ“格安”以外のサービスを強化しているのか。ソニーネットワークコミュニケーションズでNUROモバイルを率いるVNO事業室室長の神山明己氏と、サービス設計課 課長の亀井健男氏、同セールス&マーケティング課 課長の田中直樹氏の3人にお話をうかがった。
20GBプランの契約者が3.1倍に急増
―― 最初に、11月に導入したNEOプランについてうかがっていきます。20GBプランということで、バリュープラスとは別建てですが、なぜこのようなプランを導入したのでしょうか。 神山氏 NEOプランに関してですが、(導入したのは)MNOのオンライン専用プランが20GB帯として登場したことで、マーケットが大きく変化したからです。民間調査会社の調査を直近6カ月間分見ていくと、10GBから20GB、中でも主に20GBプランの契約者が3.1倍に急増しています。20GBを中心に中容量帯のニーズが一気に高まっていることが把握できました。 あわせて、バリュープラスのお客さまを見ていくと、40代、50代が過半数を占めていました。20GBを選択されている方は、20代から30代のデジタルネイティブ層で、小容量のバリュープラスではこのセグメントに対応できていないことが分かりました。そこで、改めてお客さまニーズに合ったプランとして、20GB帯の新プランを企画しました。 ―― データ容量は確かにMNOのオンライン専用プランと並んでいますが、一方で価格も近くなってしまいました。この点はどうお考えでしょうか。 神山氏 従来のバリュープラスは、できるだけ料金をお客さまに還元しようということで業界最安値クラスを目指しています。結果、全ての容量帯で「安い」ということをご評価いただけています。方やNEOプランはNMOとほとんど変わらない価格帯であることは事実です。これは、NEOプランの特徴として、高い品質を提供したいという狙いがあるからです。通信品質を担保するため、お客さまに価格で還元していたところを品質にフォーカスして還元するという形で設定させていただきました。
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