
南米ペルーの政府は先月、収監先の刑務所を出て心臓の手術を受けたアルベルト・フジモリ元大統領について、健康状態がさらに悪化した場合、人道的観点からの恩赦を検討する可能性があると明らかにしました。
ペルーのフジモリ元大統領は先月、収監先の刑務所を出てリマ市内の病院に入院し心臓の手術を受けましたが、長女のケイコ氏は先週、手術後も状況が改善せず緊急の検査を受けたことを明らかにしています。
こうした中、ペルーのトーレス法務人権相は16日、地元メディアに対しフジモリ氏の健康状態が深刻だと医師団が判断した場合、人道的な観点から恩赦を与えるかどうかの検討を進める考えを明らかにしました。
トーレス法務人権相は「フジモリ氏の犯した罪は非常に重い」と指摘する一方「もしも重病の場合、自宅で死を迎えるのは人道的観点から道理にかなっている」と述べ、元大統領側からの申し出があれば恩赦の検討を始めるとしています。
フジモリ氏は治安部隊を指揮して市民を殺害した罪などで禁錮25年の有罪判決が確定しました。
2017年に当時のペルーの大統領が健康状態の悪化などを理由に恩赦を認めましたがその後、最高裁判所が取り消したため再び刑務所に収監されていてここ数年繰り返し入院して治療を受けています。
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