厚生労働省はこのほど、「新型コロナウイルス感染症にかかる心の健康相談に関する精神保健福祉センターの対応状況」(2021年9月分)を公表した。9月に都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センター(69カ所)で電話相談を受けた件数は、前月比789件減の2,180件だった。【新井哉】 厚労省によると、性別では、女性(1,465件)が全体の67%を占めた。年齢別(不明は除く)では、50歳代が460件で最も多く、以下は、40歳代(428件)、60歳代(243件)、30歳代(179件)、20歳代(101件)、70歳代(70件)などの順だった。 主な相談内容として、▽感染に対する不安▽ワクチン接種、副反応に対する不安、未接種に対する差別等への不安▽家族、他者のワクチン接種への考え方の違いに対するストレス▽罹患者(自宅、宿泊療養者等)、後遺症のある回復者、濃厚接触者等の精神状況の悪化▽失業や収入減少による生活の不安-などを挙げている。
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