格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第191回
2021年11月14日 12時00分更新
基本プラン0円のKDDI「povo2.0」が9月末にスタートして、早くも2ヵ月近くになる。開始当初は契約や手続きがうまくいかないといったトラブルもあったようだが、その特徴的なプラン内容を便利に使っている人も多いだろう。
そこで今回はpovo2.0をスマホ以外、モバイルルーターやケータイで活用する方法など、筆者が実際に使ってみて感じたメリットをまとめた。
必要なときだけ課金すればいい
モバイルルーターを無駄なく活用する
現時点で、筆者がpovo2.0のSIMを一番活用しているのがモバイルルーターの回線用としてだ。1回24時間使い放題のトッピング(330円)が特に便利で、しかも使わなければ支払いは0円だ。豊富なデータトッピングのおかげで効率的に利用できる。
筆者の場合、モバイルルーターは必要な日はフルで利用する一方、使わない日はまったく使わない。使う日数もそれほど多くない。その使う日はコロナ禍以前は月の半分程度あったのに、今は数日程度の月もある。これまでだと1ヵ月に利用する通信量を予測して契約していたため、どうしても余らせることがあった。とはいえ少なめの容量のプランだと足りなくなったときの追加チャージが割高。1ヵ月の利用量が平均的ではないと、どうしても無駄が大きくなる。
しかし、povo2.0では使う分だけ、トッピングで通信量を追加できる。その通信量も一度に追加する量が多いほど他のサービスよりも単価が割安。しかも、1日フルに使い倒すときは24時間使い放題のトッピングがあるため、残量を気にせずに使うことができる。この仕組みだけでもpovo2.0の価値があると言ってもいいくらいだ。
また、au PAYを用いた買い物などで通信量がもらえる「#ギガ活」も大きい。ランチで対象店を利用するなど、効率的にギガを集めていけばコストをさらに下げることも可能だ。
なお、povo2.0は音声通話機能付きの回線だが、一切通話しなくても基本料が0円のため、モバイルルーターに入れてもまったく惜しくない。トッピングを追加するためのpovo2.0のアプリも別のスマートフォン上でログインしていれば問題なく利用できる。
自宅の固定回線代わりに使う方法も有力
au回線用には中古で格安に据置型ホームルーターを入手可能
モバイルルーターでの活用の応用として、自宅で固定インターネット回線代わりに使う方法もある。
povo2.0では、データトッピングがない状態でも最大128kbpsという速度制限下で無料で通信でき、スマートプラグなどの通信量が小さいIoT機器なら利用可能だ。そして、家で大量のデータ通信をするときだけトッピングを追加すればいい。コロナ禍が一段落した後、普段はあまり家にいなくなるというようなアクティブな人には特に有効で、たまの休日に家でネット動画を見まくりたい場合は24時間使い放題のトッピングを追加するといいだろう。
「#ギガ活」についても、2000円購入で1GBの容量がもらえるスーパーが近くにあるなら、夕食の惣菜とつまみ、お酒を買えば、自宅で映画を1本楽しむくらいの容量はゲットできる。
自宅で固定回線代わりに使う場合、据置型ルーターがあると便利だが、au回線の場合は中古で安価な製品が出回っている。
UQ mobileで販売されていたSpeed Wi-Fi HOME L01sやL02などがそれで、過去に本連載でも取り上げている(「激安入手可な据置型LTEルーター+格安SIMで月1000円以下の固定回線(?)を実現する」)になった機種。povo1.0のときはなぜか使えなかったようだが、povo2.0のSIMでは使えている。特にSpeed Wi-Fi HOME L02はキャリアアグリゲーションに対応することもあってか、場所によっては下り100Mbpsを超えるスピードも出るようだ。
もっともこれは本来の目的外の使い方とも言える。今後不具合が起きても自己責任になるが、ネットオークションやフリマアプリでは送料込みで2000円以下で入手できるケースもあるので、試す価値はあるだろう。
からの記事と詳細 ( 基本料0円の「povo2.0」は、モバイルルーターからケータイまで活用の幅が超広い (1/2) - ASCII.jp )
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