喜多方市は２００３（平成１５）年、全国初の「太極拳のまち」を宣言した。以降、市内の愛好者らが太極拳に親しみ、健康維持に役立てている。
太極拳には①姿勢の保持②連続した動作③ゆっくりした動作－の３要素がある。足腰の筋肉強化や身体機能のバランス回復に効果があるとされる。２００７年には福島医大などと共同で、介護リハビリに使える「太極拳ゆったり体操」を作成した。座った状態でもできる体操で、１９人いる市の専門指導員が講習会などを通して体操を教えている。
現在市内では、市太極拳協会に加盟する４団体のほか、各公民館でも太極拳の活動を繰り広げている。このうち喜多方太極拳クラブは９日、市内の押切川公園体育館で定例の講習会を開いた。会員の瀬野香子さん（６８）は「ゆっくり筋肉を伸ばして関節を柔らかくできるのが魅力。今後も長く続けていきたい」と話した。
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