ひょろひょろとしたタンポポは庭職人や家主の悩みの種だけれど、タンポポ茶は健康食品ストアやはやりのレストランなどで見かけるようになり、注目を集めている。タンポポ茶はタンポポの花や根を煎じたもので、苦味が強いので何か他のものと混ぜて飲むことが多い。 【写真】「減量」したいなら飲むべき5つのドリンク この流行のハーブティーの支持者たちはダイエットのサポートから尿路感染症の治療まで、そのメリットを強く主張。そこで今回、医療専門家たちにタンポポ茶のメリットについて、話を聞いてみた。詳しく見ていこう。
1. 肝臓のデトックス
ニューヨーク市を拠点とする家庭医療及びER医療の専門家であるジャネット・ネシェワット医学博士いわく、タンポポ茶は肝機能の強化に役立つという。「基本的には、解毒過程において体を活性化するのに役立ちます」とネシェワット医学博士。「タンポポ茶には酵素が含まれているので、肝臓の代謝を促進したり、強化したりする作用があります」 タンポポ茶が肝臓にもたらすメリットにまつわる研究のほとんどは、西洋タンポポを中心に行われている。西洋タンポポは葉の抽出物に健康促進効果のあるポリフェノールを豊富に含む。学術雑誌『Food and Chemical Toxicology』に2013年に掲載されたラットを使った研究では、タンポポ葉抽出物は肥満に関連する非アルコール脂肪性肝炎の治療に有望であることが示唆されている。 ただ、人における効果についてはさらなる研究が必要。ペンシルベニア州ラングホーンにあるアリア・ヘルスで、プログラムディレクターかつホームドクターを務めるロバート・ダノフ医師いわく、「このような主張をするには十分な研究が行われていません」とのこと。
2. 必須栄養素を供給
タンポポはレシチンという栄養素を含む。レシチンは、卵や豆類、シーフードなどといった食品に含まれる脂質で、胆のう疾患やアルツハイマー病などの治療に使われている。さらに、タンポポの葉には鉄、カリウム、葉酸、マグネシウム、リン、ビタミンC、K、B6、チアミン、リボフラビン、カルシウム、マンガンなどが豊富に含まれている。 また、タンポポの根にも水溶性繊維がたくさん含まれていて、腸内細菌のバランスを保つ手助けをしてくれる。ダノフ医師いわく、タンポポには重要なビタミンや栄養素が豊富ではあるものの、誰もが同じようにそのメリットを享受できるわけではないそう。 例えば、ブタクサ花粉アレルギーや口腔アレルギー症候群などを患う人がタンポポの若葉やお茶を摂取するとアレルギー反応の原因となる可能性があるという。 また、クマジンやその他抗凝血剤を摂取している人は、タンポポの若葉やお茶に含まれるビタミンKが薬の効果を低下させる可能性があるそう。ゆえに摂取している他の薬に禁忌を示さないかどうか、医師に確認することが大切。
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